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ﾄｼﾐﾂ「…え、Aちゃんと別れたん？」
「別れたよ。1週間くらい前だけど」
ﾑｼﾒｶﾞﾈ「じゃあ、もう会わないの？」
「今日のお昼からAの家に置いてある荷物とか取りに行くけど、もう会わないかなー。」
ﾃﾂﾔ「…別に、会うぐらい…」
「4年も付き合ってこんな別れ方してさ、また友達みたいに話したりできないじゃん？笑」
ﾕﾒﾏﾙ「もう好きじゃないの？」
ゆめまるのその一言が、何度も頭で響き渡る。
お互いの為だと言って別れたけど、好きじゃなくなったなんて、俺もAも言っていない。
1週間経ってやっと、自分が無理やり笑っていた事に気付いた。
「……どうだろうねえ。」
ｼﾊﾞﾕｰ「絶対好きじゃん」
ﾄｼﾐﾂ「すぐ好きじゃなくなる訳ない」
ﾃﾂﾔ「今日言えばいいやん。会うんだら？」
「…気が向いたらね」
てつやの家から出て、荷物を入れる鞄を持っていないことに気付いた。鞄を持って自分の家の鍵を締める時、キーケースに入ったAの家の合鍵がみえた。
これも、返さなきゃいけないな。
「…お邪魔します」
『一応、りょうくんの荷物はまとめられてると思うけどもしかしたら足りないのあるかも
何か無いの分かったら、教えて』
あまり目を合わせてくれなかった。俯いて髪を垂らし、顔が見えないようにもしていた。
「うん、ありがとう。」
ひと通り入れ終わったけれど、無いものが数個あって。
『…あ、それ、りょうくんのだったっけ、…』
“溶け込みすぎて、自分の物みたいに思ってた。”
俺の存在は、Aの中で当たり前だったんだ。
「…A
これ、合鍵。」
キーケースから1つ外して、Aに渡す。少し震えた手でそれを受け取って、Aも壁に掛かっていた俺の家の合鍵を差し出した。
俺が握っても、Aは離さなかった。
『りょうくん』
「…？」
『りょうくん、は、あたしと居れて良かったとか、思ってた…？』
弱々しく震えた声でそう言ったかと思うと、ポタ、ポタ、と涙が零れていった。
「…A、」
『…っごめん…りょうくんの前では、泣かないって、決めてたのに、…っ、
ごめん、忘れて、』
鍵から手を離したAの腕をすぐに引いた。
自然と抱きしめる形になったAは、少し動揺しているけれど。少し嗚咽がもれるほどに泣いていた。
「俺、Aの事なんもわかってなかった。
俺から言ったくせにずるいって、自分でも思う」
「だけど、俺ら、」
「もう一回、やり直せないかな、」
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しんちゃれら(プロフ) - 両片想いがいいです！！楽しみにお待ちしてます〜！！ (2018年4月22日 2時) (
レス) id: 15c8650888 (このIDを非表示/違反報告)
みこ(プロフ) - しんちゃれらさん» ありがとうございます！としみつとは付き合っているor両片想いどちらでしょうか？？ (2018年4月21日 18時) (レス) id: 1769f34929 (このIDを非表示/違反報告)
しんちゃれら(プロフ) - はじめまして！楽しく読ませてもらってます！リクエストなのですが、としみつからギターを教わる感じのお話が読みたいです。お暇な時に書いていただけたら嬉しいです！！これからも更新頑張ってください！ (2018年4月21日 16時) (レス) id: 15c8650888 (このIDを非表示/違反報告)
みこ(プロフ) - はらさん» すみませんでした！！新作作るときよくやってしまうんです……ありがとうございます！ (2018年4月20日 17時) (レス) id: 1769f34929 (このIDを非表示/違反報告)
はら - オリジナルフラグ外し忘れていますよー違反行為なのでちゃんと外して下さいねー (2018年4月18日 22時) (レス) id: 40acaaaa61 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：みぃ x他2人 | 作成日時：2018年4月18日 22時
