2話 ページ2
『トントン。いい加減に寝なさいって昨日言ったよね？あれから一睡でもしたの？隈酷くなってるけど。』
そろそろヤバそう、というオスマンのSOSと共に引きずられて医務室に来たトントンに問いかける
tn｢あー、書類整理中に一回ぶっ倒れて、そのまま…30分くらい……寝た…で………｣
怒られると察したのだろう
発する声が段々と小さくなっていく
私よりひと周り程大きいはずの体が萎縮しているのか小さく見える
『バカでしょ。気絶は睡眠じゃない。体力も何も回復しないし、しかも30分って何。トントンの体質的に最低でも5時間は寝なさい。って、このお説教何回すればいいの。トントンは賢いんだから1回で分かるでしょ。』
tn｢いや、でも書類が終わってないんやって。｣
『どうせ大先生達が書類遅れて出したとか、面倒くさがったグルッペンに押し付けられたとかでしょ。大先生達の書類は確認だけだからマンちゃんかエミさんにでも頼めばいいし、グルッペンの分に関してはトントンがやる必要ないでしょ。突き返しなさいよ。』
tn｢いや、グルさんどっかに逃げてしもうて、押し付けられた時点で既に睡眠不足だったせいで追いつけんかってん…｣
『あいつほんと悪知恵だけは天才的だよね。』
糖尿寸前だし、甘味でも人質にとって働くように脅してみようか
『まぁ、余った仕事は一旦マンちゃんが何とかしてくれるって言ってたし、今はここで寝ていきなよ。寝付けないなら睡眠薬くらい出せるから。』
そう言いながらベッドの準備を整えるとトントンを横にさせ、インカムとメガネを外させると私の作業机に置く
『起きるまでは私も医務室にいるから安心して寝ていいよ。』
そう言って振り向いた時にはトントンは寝息を立てていた
さて
《ロボロ、聞こえる？グルッペン今どこにいるか分かるかな。》
rb《グルさん？………あ〜、トントンから逃げとったアレか。今ならアイツの部屋におると思うで。ケーキの箱持って帰っとったしなんか食ってんちゃう？》
《ふ〜ん。おっけ、ありがと。》
《連れてきてもらっていい？》
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餅之助(プロフ) - まりあさん» 嬉しいコメントありがとうございます！とても励みになります！ゆっくりとではありますが頑張って更新していきますので、楽しんで頂けましたら幸いです！ (2月4日 20時) (
レス) id: 9cabb3db88 (このIDを非表示/違反報告)
まりあ(プロフ) - すごく素敵な文章で読みやすいです。更新頑張ってください！ (2月4日 19時) (レス) id: e29621fb11 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：餅之助 | 作成日時：2024年1月27日 1時
