天堂光輝の妹は京極竜に恋をした【PRINCE OF LEGEND】 (ページ15)

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第7話消しゴムのメモ② ページ15

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音楽の授業から戻ってきて、英語の授業が始まった。

それにしても厄介なこと引き受けちゃったな......。
尊人は特に英語が苦手みたいだし......どう考えても無理な気がする......。

ふーっと大きなため息をついた時、後ろからトントンと背中を叩かれた。

『(？？)』

振り返ると、竜が消しゴムを差し出している。

竜｢消しゴム落としたぞ｣

『え......？』

これ私のじゃないんだけど......って、ん？

よく見ると、消しゴムのケースに小さな紙が挟まっている。

『あ、うん......ありがと』

訝しく思いながらも消しゴムを受け取り、紙を開いてみる。

そこには『兄貴を起こせ！』と書かれていた。

隣を見ると、尊人が机に突っ伏して大胆に寝ている。

『......！』

朱雀さんたちにあんな大口叩いておきながら、もう寝てるなんて......。

半ば呆れながら、尊人の腕を揺すって小声で囁く。

『尊人、起きて！』

しかし尊人は、気持ちよさそうに笑みを浮かべながら寝ていて、ちっとも起きてくれない。

結城｢それじゃあ、次を誰かに読んでもらおうかな......。えーと......｣

先生が教室を見回し、こちらの方へ視線を投げかける。

『(マズい......！)』

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