シンデレラは靴を履く。《Ryosuke.Y》

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涼介「ごめん…俺、好きな人いるから」









藍那「じゃあっ、お友達からはダメですか？」









涼介「友達なら…うん、よろしく！」









そんなやり取りを私たちはポカンと口を開けて見ていた。








にな「あの子って、Aがなんか言われた子だよね？」









ひそっと言うにな。









こくんと頷く私。









藍那「ありがとうございます！おじゃましました！」









ぺこりと私たちに一礼して去っていった藍那ちゃん？って子。









その子が私にだけ態度が違っていたのみんな気づいたかな？









私にだけ鋭い目つきで見られてさ、去っていく時に舌打ちしてたの、聞こえてたかな？









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大貴「で、山田の好きな人って誰なの？」









大ちゃんがぽつりと言い出す。









にな「それ私も気になってた」









私は気になる気持ちと、不安があって、心臓の鼓動が速くなっているのを感じた。









涼介「今は言わなーい…付き合ったら言うわ」









ニヤリと笑った涼介。









なんで私の方を見て笑うのさ。









なんか…









期待しちゃうじゃん。









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