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まだピンと来てないのか不思議そうな顔をしている。
「毎日ご飯を食べるでしょう？ その時隣の人が汚く食べてたら、俺は凄く嫌な気持ちになるんだよ。俺はその気持ちを他の人にも感じて欲しくなくて綺麗に食べるようにしてるの」
「仲間のため？」
「うん、まぁそうとも言えるね。それともう一つ理由があるんだ」
食事は生活の一部だ、身近な習慣的な行為。
「もう一つの理由はね、作ってくれる人への感謝を込めて、綺麗に食べるんだよ」
食べる人がいるということは、それを作ってくれる人がいる、俺はその人にも敬意を込めて出来るだけ綺麗に食べる。
「感謝……」
「作ってくれてありがとうって気持ちで食べるとね、自然と綺麗になる。それにほら、せっかく食べるんだから食べ残しとか勿体ないし、お皿洗ってくれる人にも悪いやろ」
まぁこれ全部受け売りなんやけど。
Aちゃんは少し考えてから不安そうに見つめてきた。
「Aずっと悪いことしてた。たくさん汚した、オスマンとお菓子食べた時も、ひとらんとご飯食べてる時も、悪いことしてた」
小さくごめんねと聞こえる。
確かに汚かったけど、誰も食べ方なんて教えとらんかったし君だけのせいとちゃうんやけど。
「ええよ。誰も食べ方なんて教えなかったろ？ 子供なんてそんなもんやで、誰でも最初はそんなもん……それが悪い事かどうか気づけるかどうかや、Aちゃんはラッキーやな今それに気づけたやん」
「うん、Aひとらんにごめんねって言ってくる！ あと綺麗に食べれるようになる。だから、綺麗に食べれるようになったら、またお菓子一緒に食べていい？」
「待っとるよ、俺はいつでもここで、お茶会の準備をして待っとるから」
ありがとうと言うと部屋から出ていくAちゃん。
お礼はこっちが言いたいんやけどな。
「素直で健気で可愛い子やなぁ。あんな子とお茶会出来るなんて運がええわ……なぁ構いたいなら普通に構ったらどうなん？」
ゾム、と言えば背後に現れる脅威。
いつから気づいてたとか野暮な話は無しやで。
「気になるんか、Aちゃんのこと」
「別に、そんなんやあらへんよ」
「ならなんでわざと驚かせたりするん、あんま虐めたらんとってよ」
俺のお気に入りでもあるんやから。
「虐めとらんよ、気付かへんのが悪い。最近は勘が良くて遭遇する前に逃げられるけど」
それでも５割の確率で遭遇できるらしい。シッマは完全に逃げられとると笑っている。
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夏目(プロフ) - その意見に僕も賛成ですね！納得出来ます。 (2018年10月14日 18時) (
レス) id: 6f15b8d456 (このIDを非表示/違反報告)
salty*(プロフ) - その意見好きです。同じ思考の方がいて安心しました。 (2018年10月14日 13時) (レス) id: a689761f76 (このIDを非表示/違反報告)
水無月みなと(プロフ) - 作者様がどこまであの件を知っているのか定かではないのですが、あの件についてはタイミングが悪かったとしか言いようがないかと思います。長文失礼致しました。 (2018年10月14日 12時) (レス) id: 14b86691aa (このIDを非表示/違反報告)
水無月みなと(プロフ) - コメント失礼します。某生放送の件ですが、knさんがなにを見たのかははっきりしておりません。もちろん、作者様がおっしゃっているDV系のを見たという可能性はないとは言い切れませんが、少なくとも本人の口からはなにを見たとは言っておりませんでした。 (2018年10月14日 12時) (レス) id: 14b86691aa (このIDを非表示/違反報告)
レディ・トリカワ(プロフ) - ねねさん» 初めまして、誤解があったようですみません。BLのことを特殊性癖と書いた訳では無いのです、DV系の話だったと聞いたので特殊性癖だなぁと思い今回そう表記しました。不快に思われたようですみません。私自身はBLはむしろ好きで書いています。 (2018年10月14日 11時) (レス) id: ef467aa87d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：レディ・トリカワ | 作成日時：2018年9月20日 11時
