信徒として襲いかかってみた。 ページ34
不意をつかれ貴女は夢の魔女に印を刻まれた。貴女の中に渦巻くのは『母への絶対の忠誠』『母と姉妹以外の排除』。
占い師
「私ではなく、君を使うとは……彼女もわかっているじゃないか」
ジリジリと距離を詰める貴女、イライは自信を奮い起こすように頬を叩いた。
ツルハシを振り上げる腕が重い、何かが、何者かが振り下ろすのを拒むように。貴女はそれがなんなのか分からない。
その事にイライは気づいたのか、安心したような笑みで語りかけるのだ。
「大丈夫、必ず私が助けるから！」
傭兵
「っくそ、なんでだよ！ なんでお前と殺りあわなきゃならねぇんだよ！」
取り乱すナワーブは過去の記憶でも呼び起こされているのだろう。
そんなこと貴女には関係がない、ただママの為に目の前の敵を排除しなければ。
それなのに、頬を伝う雫はなんなのだろう。
「クソがァ！」
彼のナイフと私のツルハシが交じりあった。
オフェンス
「━━、━━！」
逃げながらも必死に誰かの名前を叫ぶウィリアム。
はて、その名前は誰だっただろうか。脳裏に誰かの名前を呼びながら、太陽にように笑うウィリアムの記憶が呼び起こされる。
それは、私の名前なのだろうか。
「ごめんな、俺にはお前を傷つけることも、助けることも出来ない……っ！」
彼はいつの間にか私の前から走り去ってた。
納棺師
「冒涜ですね、僕に対する最大の侮辱だ」
憎しみとも取れる激しい感情をその目に宿すイソップ。
彼の背後には棺で眠る貴女の人形。
彼女は椅子に縛られている訳では無い、その身が朽ちるまでマリオネットのように動かされる。助けることが━━棺に彼女を収めることが出来ない。
納棺師イソップ・カールにとってそれ事態が吐き気がするほど嫌悪すべき行為だった。
「すみません、今回は救助優先で行きますね」
仲間に連絡を入れると彼は貴女を振り切り、何処かで助けを待つ貴女を探しに走った。
本日の追加被害者:夢の魔女の信徒
ママは真っ先に一人の女に寄生した。
貴女の妹よと新しい信徒を連れてきた。
私の、妹……姉妹……私の、
「私の妹、一緒にママの為に尽くそう」
新しい妹は悲しげに笑った。
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haruharu(プロフ) - 麦茶をめんつゆにするのはｄ！のｃｎくんのですか？(すみませんどうしてもすごくきになちゃって) (2020年9月4日 21時) (
レス) id: bdc9f31626 (このIDを非表示/違反報告)
ぬう - ウィルが可愛くて仕方ないです、、、、 (2019年12月23日 0時) (レス) id: c9db901e78 (このIDを非表示/違反報告)
レイン(プロフ) - コメント失礼します…！作者さんの書く小説がとてもすきです！最近作者さんが浮上なさらないのでお身体を壊しているんじゃないかと心配です…最近寒くなってきたのでお身体に気をつけてください！これからも頑張ってください！ (2019年10月6日 20時) (レス) id: 5b1971b81a (このIDを非表示/違反報告)
湯のみ(プロフ) - いえ、特に問題はないですよ！w.rwrdというゲーム実況者さんの新メンバーの方のネタでめっちゃ面白いです！良かったら検索して見てください (2019年6月14日 18時) (レス) id: 303941e649 (このIDを非表示/違反報告)
★☆(プロフ) - 好きです.....みんなカッコイイ(｡>ω<｡)最近の楽しみが増えました！更新楽しみにしてます！ (2019年6月5日 1時) (レス) id: 43306ff48d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：レディ・トリカワ | 作成日時：2019年5月29日 14時
