見習い、研修初日で乗っ取りと疑われました【刀剣乱舞】

4話　まっしろしろすけが仲間になる ページ4

『今湿布とか持ってないんですけど大丈夫ですか？…手入れしてあげようか？』

「何でいきなり上から目線なんだ！？しかも腹立つなその声！」


『いや失礼ですよ。これ高校時代の現文教師の真似ですから。靴下もうちょっと上げられるよ？私が上げてあげようか？…ってね』


私の渾身の声真似を披露する。
これ似てるって評判だったんだぞ。
元デ○ズニーだか何だかのキャストだったみたいで日常的に芝居がかった話し方だったから真似しやすかったけどね。


「ははは！何だそれは！やばいな！！……おっと、笑ったら痛みが飛んでったぞ」

『良かったじゃないですか。セルフ【痛いの痛いの飛んでけ】ですね』


そして鶴丸は私が描いていた絵の近くに寄ってくる。暫く見つめたあと、興味に満ち溢れた表情で私の方を向いた。


「何だこれは！！きみは天才か！？上手すぎだろう！」

『アッ、ありがとうございます。これ今度のコミケに出すやつなんですよ！月永○オくんが小さくなる話なんですけどね』


「おお、おお！気に入ったぞ！俺も描いてくれ！！」


瞳の中にキラキラマークが見えた気がする。そんなに期待されては描かないわけにもいかないだろう。


「はいよ」とラフ画で鶴丸を描いたイラストを手渡すと、これまた歓喜の表情を浮かべた。


「改めて俺の名は鶴丸国永。俺はきみの仲間だぜ。よろしく頼む、師匠！」


『お、おう』

▽ 鶴丸国永が仲間になった！



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現文の教師の話はガチです。
しかも現在進行系で作者の現文担当。


やばい身バレするかもしれん。
同校の人もしいらっしゃったら内緒ですよ！

5話　馬小屋で変人と対面する→←3話　土下座したら憐れまれる

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