検索窓
今日:5 hit、昨日:11 hit、合計:186,656 hit

最強除霊方法23 ページ26

出来るだけ声を出さないように口を押さえる。
ただし、呼吸は普通にします。

(何でかって?人の呼吸が無い方が不自然だからだよ)

かくれんぼとかも息はなるべく潜めない方が良いみたい。人が居るって分かってる環境で
呼吸音が聞こえない方が不自然でしょ?隠れてる感満載じゃん。


そんな事を考えていると、回想が始まっていました。この部屋に佇む男女二人。

それは伊織さんと…チエコ!?


智恵子「伊織様…」
伊織「ど、どうしたんだ?危ないからそれをしまってくれ」


狼狽える伊織さんにゆらゆらと近付くチエコ。
手にはナタが。なるほどね、流れが読めた。
この後伊織さんはおそらく……。


智恵子「私を見てくれないなら…殺す!!」
伊織「やめっ…あ゙ぁあ゙ぁあ゙!!!」

伊織さんをベッドに押し倒し、腹部を何度も刺す。

(ここがクローゼットに入った瞬間にちょっと見たところか…)


間違い無く致命傷だ。チエコの全力を受け、息絶えてしまった伊織さん。チエコは血に染まった伊織さんの身体をそっと抱き締める。


智恵子「…うふふ…。これで、私のモノ…」

(いやいやいや、怖っ…!!)


「やってしまった」とかじゃないんだ!?
ほんとに後悔してないんだね!ヤンデレじゃないか怖っ!!??


頭が真っ白になる。
少しの間フリーズしていると回想が終わったらしく、その場にチエコは居なかった。

『うわ…血痕だ…。こんなのあったかな?』

部屋に入った時には無かったはずの血痕が
シーツに生々しく残っていた。まるで、今殺害されたかのように。


ベッドを凝視していると、やがて人影が浮かび上がって来る。それはだんだんと伊織さんの姿になった。

何なんだ一体。もうホラゲのせいで慣れたけどね!!何でもかかってこいや!


伊織?「君…俺が見えるんだよな」
『そ、そうですけど。伊織さん…ですよね?』


そう言うと伊織さんは頷いた。

伊織「そうだ。良かった…。君の能力を見越して頼みがある」

『何でしょう…?』



伊織「俺と、美夜子の遺体を葬ってほしい。どちらも地下にあるはずだ。嫌な仕事で悪いが、この通りだ。…頼む!」

頭を深く下げ、頼み込む伊織さん。
そんな事しなくてもやるのに…。


『わかりました!任せてください!!』

最強除霊方法24→←最強除霊方法22



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 10.0/10 (202 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
665人がお気に入り
設定タグ:刀剣乱舞 , ギャグホラー , 乗っ取り、ブラック本丸   
作品ジャンル:ギャグ
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

もちごめ(プロフ) - ショートケーキの赤いヤツさん» わかりますわかります(笑)こちらの方でもコメントいただきありがとうございます〜!!とっても助かります!こんなご時世ですが拙作で少しでも元気になっていただければ幸いです(笑) (2021年8月26日 11時) (レス) id: a857f63619 (このIDを非表示/違反報告)
ショートケーキの赤いヤツ - いち兄、乱と薬研による修羅場劇。この後酒に酔った粟田口の誰かが役に入ってそうww。とても面白かったです!腹がよじれて元気になれます← (2021年8月26日 7時) (レス) id: 4120331ea8 (このIDを非表示/違反報告)
鶴宮。(プロフ) - 淡雪(あわゆき)さん» 絵が上手いだなんて言ってもらえて嬉しいです!生憎、私の学校では中高と美術部が無かったので美術部に所属せずに人生を終えそうですが、趣味で絵は描き続けて来たのでね(笑) (2019年3月29日 21時) (レス) id: 879806e61a (このIDを非表示/違反報告)
淡雪(あわゆき) - え、待って。美術部の俺より絵が上手い、だと……? (2019年3月29日 19時) (レス) id: 9d98627d78 (このIDを非表示/違反報告)
マカロンクリーム(プロフ) - はじめまして 作品楽しく拝見しています ファブリーズは除霊効果があります これは嘘ではなく事実です 塩よりは弱いみたいですが… この様なことを言ってすみません これからも応援しております (2019年2月26日 2時) (レス) id: 2221952ab2 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:鶴宮。 | 作成日時:2018年9月15日 19時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。