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ある日のこと、
久しぶりに父から電話が来た
「A、元気にしているか」
「うん、元気だよ父さん」
父は少しの沈黙の後、
「もう、源家に仕えなくていい」
そう僕に告げてきた
「え…………どういうこと…?」
「本家からの命令だ、お前には学校も転校してもらうことになる…………」
「嘘だ………」
僕の頭の中を皆との………会長との思い出が駆け巡る
「本家からの命令には逆らえない……これだけはどうしようもないんだ、すまん………」
電話越しの父さんはすごく申し訳なさそうにしている
「…………うん…わかったよ」
迷惑はかけられない
「近いうちに手続きをしにそっちへ行くから少しでも荷物をまとめておきなさい…」
「はい………………」
父との電話の後、僕の頬を涙が伝う
あれ、何で悲しいんだろ……
何かもう、何のやる気も起きないな………………
明日、学校行きたくないな……
次の日、僕は初めて仮病で学校を休んだ
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萩果(プロフ) - この小説最高過ぎます!3、4回以上みてしまいました!更新頑張ってください! (2020年12月13日 9時) (レス) id: 6201b45cbd (このIDを非表示/違反報告)
地獄番犬 - 最後の終わらせ方が最高です! 最高の作品をありがとうございました!! (2020年9月21日 20時) (携帯から) (レス) id: 7ecc3a6611 (このIDを非表示/違反報告)
仮名 - これは、作品展に出したいです>ω</ (2020年9月16日 21時) (レス) id: 5173052302 (このIDを非表示/違反報告)
asasda(プロフ) - 完結おめでとうございます。感動の最後幸せになって欲しいです(泣) (2020年8月13日 1時) (レス) id: c653dd0153 (このIDを非表示/違反報告)
いおり - 更新頑張ってください!応援しています! (2020年5月6日 10時) (レス) id: 5e89c55cc7 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:神咲 | 作成日時:2020年3月21日 0時