生徒会書記の渡辺くん，second

48 ページ1

蒼井が生徒会室を出ていったあと………



生徒会室にいる僕と会長の間には音一つない空間が生まれた






｢渡辺………｣


先に口を開いたのは会長…


｢何ですか……｣

ここでも敢えて塩対応を続ける僕…



｢注意したのに服装が直っていないようだが………｣


そう言葉を発した会長


僕のことには無関心なわけ？？


｢会長には…………関係ありませんよね？｣


会長への反抗もあまり気にしていないような態度に少し苛立つ



｢渡辺、君は仮にも生徒会の一員だ……全生徒の模範とならないといけない｣


そう言って会長は僕との距離を詰めてくる



｢でも……他人に迷惑かけてないですし、服装違反にもギリギリかかっていないですよね…？｣


僕も言い返せるだけ言い返す



｢僕の言うことが聞けないのか？｣


そう言って会長は僕に手を伸ばす……

49→

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す