ハーツラビュルの道化師さん (ページ5)

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放課後

デュースにも一部始終を説明した後、

「よっし、やるか！！」

「追い掛けごっこは得意な方だ！」

「とっとと捕まえてやるんだゾ！！」

僕達は今2年生の教室の前に居る

「たーのもーなんだゾ！！」

グリムが教室の扉を開ける

「あれ……いない…」

「フナっ、あいつ逃げたんだぞ！」

「とにかく一度寮に戻ってみるか！」

「急ごう！！」

そう言われて廊下を走っていると

「廊下を走るとはどういうことだい？」

「「りょ、寮長！？」」

なんて事だ

「いや、これには訳がありまして……」

「訳………？」

「俺達、A先輩を探しているんです」

「ふーん、Aをねぇ…………彼なら植物園に行くと言っていたけど………」

「それ、本当ですか！？」

「あ、あぁ………何をしているかは知らないが、彼と無謀な賭けをするのは辞めておいた方がいい」

リドル先輩は苦い顔をした

「では僕はこれで失礼するよ、くれぐれも廊下は走らないように…………」

「とにかく、植物園に行ってみようぜ」

あれ、普段のリドル先輩なら首を跳ねるのに…

そう疑問に思いながら植物園を目指した