真反対の君

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Aside

｢やっぱり探しに行かないと……｣




輝くんには待つように言われたが、どうしてもネックレスを取り戻したかった



｢犬神先輩だっけ？僕は知りませんからね｣




そう言って蒼井くんは生徒会室の戸を開けてくれる




輝くんが職員室に行っている今しかチャンスはない……



｢ありがとう！｣


そう言って生徒会室を飛び出した








以前つかさくんとあった場所に向かうと


｢Aだ〜！｣

そう言ってつかさくんが飛びついてきた



｢今、そっちに行こうとしてたんだよ〜？まさかAから来てくれるなんてねっ｣




首を締められたことを思い出し恐くなったが


｢わ、私のネックレスはどこにあるの？｣


震える声を振り絞って聞いた




｢あぁ、これ？｣




そう言ってつかさくんは私のネックレスを手からぶら下げた

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