恋唄2

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Hyuga.side




「じゃ、先帰るわお疲れ！」





夕方までかかる予定だった撮影は巻きに巻いて
14時半くらいには終わった




急いで荷物をまとめて、慌しくAの家に向かう








「A！！」






ドアを開けて呼んでも返答はなくて


部屋を進むと、Aは寝室のベッド下で倒れていた





それを見て一瞬、流石の俺でも肝が冷えた





でもすぐに駆け寄って、汗で濡れていた服は着替えさせて

抱き上げてベッドに寝かせて、しっかり布団も被せて

起きたら食べられるように、ご飯やらお粥やらりんごやら作って準備して




とりあえず身の回りのことは全てやり終えて
一息つくと、急に眠気が襲ってきた






・






ペタペタという足音でぱちっと目を覚ますと

そばにAが立っていた






「あ、おはよう。熱下がった？起きて平気？」






とりあえずAの顔色を見て安心した

おでこを触ると、来た時ほどの熱もなかった





ご飯も食べられそうって言うから起きて準備をして出してあげると


病人らしく大人しく座って、お粥を一口食べてくれた





それで落ち着いたのか
Aが改まったように聞いてきた





『そろそろ聞いて良い？...なんで居るの？』

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