黄色3 (ページ49)

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You.s

『先輩との別れが突然すぎて。
だって、ほんの数時間前まで普通に話してたんだよ。
現実を受け入れるにはあまりにも、衝撃が強すぎた。』

自分のキャパを超えることが起こって
それを、何とか気持ちに折り合いをつけようとしたから
根本的な私の心は何の解決もしてなかった

無理矢理押し込めたから、本当は何も変わっていなかった

『だって、だってね…足りないことだらけなの。

まだ一緒に行きたかった場所も、やりたかったことも、見たいものもたくさんあった。
まだ返せてないこと、いっぱいあるのに、』

ありがとうも

ごめんねも

全然言い足りない

『伝えたいことも後悔も山ほどあるのに、』

大好きも

さよならも

面と向かって言えてない

『同じように時間は過ぎてくのに、
ただそこに広夢先輩だけがいなくて、』

会いたいも

寂しいも

愛してるの言葉も

ぶつける先が見つからない

『その足りない分を埋めようと必死だった。』

毎月お墓参りに出向くことで、それを埋められてる気がした

『だけどもう…何をしても、どう足掻いても、
この思いたちが消えることはないよね。
一生抱えて生きていくしかないんだよね。

だって…先輩はもういないんだもん。』

ようやく分かった

何をしたって、何を言ったって、一方通行。

この先、私の後悔が消えることは一生ない