検索窓
今日:8 hit、昨日:1 hit、合計:50,402 hit

147 ページ47

You.s




考えることを放棄して逃げていたから
気持ちがまとまってなくて

だから凪に話す話の内容にもまとまりがなくて。




きっと上手く説明できてなかったのに、凪は
私の足りない言葉で気持ちを理解してくれた





凪「Aはやまとに対して、今後会うにつれて
気持ちが"好き"に変わることが怖いんでしょ?」


『だって、今までずっと純粋に友達だと思ってきたからさ。
それが変わっていくのが怖い。』



凪「…ねえ、それって
Aはちゃんと"今"を生きられてる?」


『え、?』


凪「まだ過去に囚われてない?
広夢先輩がいた頃のままで、気持ち止まってない?」


『そんなこと…』






だって私は、まともに生活も送れなかった
あの苦しい3ヶ月を乗り越えた



時間をかけてちゃんと、先輩の死を受け入れた

止まってしまった時間を動かせたから、今普通に生活できてる




だからそんなこと…そんなこと絶対ない







凪「じゃあ何で今も毎月お墓参りに行くの?
先輩の存在を心の支えにしてるからでしょ?

そうすることでAは精神を保ってるんじゃないの?」


『違う、私はただ純粋に先輩に会いに行きたいだけで…


凪「それだよ。
Aは先輩に"会いたい"って言うけど
先輩はもういないんだよ。」


『…分かってるよ。』


凪「ううん、分かってない。Aのは分かってるふり。
Aの中に流れてる時間は、先輩がいたあの時で止まってる。


だからやまとを意識してることに戸惑うんだよ。
先輩に対して後ろめたいから。

やまととの関係が変わることから逃げるのは
広夢先輩、っていう彼氏の存在がまだ頭にあるからだよ。」



 

アルコールのせいか、頭がガンガン響いて痛い

148→←146



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.9/10 (63 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
555人がお気に入り
設定タグ:コムドット , やまと , YouTuber
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:沙耶 | 作成日時:2023年1月16日 22時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。