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Yamato.s
鏡の前でヘアセットをしてもらっている時も
仕事しているAを見るのが初めてだからか、
その動向が気になって仕方がない
だから、自然と探してしまっていたらしい
メ「気になりますか?」
「え?」
メ「下澤さん。よく見てるから。」
「あー、いや…まあ、、」
メインで動くことに慣れていないのか
時々先輩に何か言われながら動き回るAを、
自然と目が追いかける
その後もちらちらと気になって、結局手元に置いたPCは
何の作業も進まなかった
俺のヘアセットが終わり、
他の4人が終わるまでの空き時間で俺のインタビュー
それも一通り終わり、次のメンバーを待つ間の時間で
ようやくAとまともに話ができた
「ねえ、マジでどういうこと?これ。」
『びっくりさせてごめんね。でも提案は私じゃないよ。
決まった時は私も本当にびっくりしたし…』
「LINEで言ってくれれば良かったのに。」
『ごめんてば。
……ねえ待って、そんな不貞腐れないでよ。(笑)』
「だってAめっちゃ他人のふりするしさ、
何かずっとよそよそしいから。」
『仕事だから、割り切ったほうがいいかなって思って…』
社員「下澤さん。」
やまとが次に何かを言おうと口を開いたところで
突然、パーティションの向こうから社員さんが出てきて
二人で声を上げて驚いた
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作者名:沙耶 | 作成日時:2023年1月16日 22時