黄色3

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Yamato.s




『話聞いてくれてありがとう。
前に進むきっかけになった気がする。』




カフェを出て別れ際、Aが言った







「俺も今日会えて良かった。
ちゃんと今度、広夢さんに挨拶行くわ。」


『うん。行ってあげて。
遅いよ、って怒られるかもしれないけど。』


「もう既に怒ってるかも。(笑)」


『大丈夫。広夢先輩優しいから、怒っても怖くないよ。』


「あー、そういうこと言うと
本気で怒られるかもよ。(笑)」





冗談なんかも交えて
笑って、広夢さんのこと話せるようになった


今日最初にAに会った時とは大違いだ






rrrr....




「あ、やべ。ゆうたからだ。」


『早く行かなきゃ！』


「じゃ、また今度ご飯行こ。今度は一緒にお酒飲も。」


『約束ね。じゃあ、気を付けてね！』








急いでタクシーを捕まえて

スピーカー越しで何か文句を言っているゆうたの声を
聞きながらAに手を振って別れた

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