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先生からの退院の許しがでたので明日退院する事になった
病室に戻れば窓の外を見ながら静かに涙を流す涼介
どうして子はこんなにも親を愛しているのに
親は子をこんなにも愛さないのか
雄 「 涼介 」
涼 「 ｸﾞｽｯ .. 僕なんかっ .. 」
雄 「 退院許可降りたから明日退院するよ 」
涼 「 っ .. 消えてしまえば .. ｸﾞｽｯ .. 」
雄 「 涼介！ 」
シーンとした個室に俺だけの声が響く
こんな事言わせたいわけじゃない
涼 「 俺なんて生まれてこなければよかったんだ！！そしたらママだって学校の人だってみんなみんな幸せになれたんだ！！でも僕が生まれてきたせいで学校に行ったせいでみんなは ... みんなは
... しあわせじゃっ ... ないっ ... んだ ... 」
呼吸の荒くなる涼介を俺はそっと抱きしめた
黙って何も言わずにね＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿.
涼 「 ゆうくっ .. はぁ ... はぁ ... 」
雄 「 ん？深呼吸しよっか 」
涼 「 はぁ ... はぁ ... 」
雄 「 頑張ったね、少し休もうか 」
涼 「 おいて ... かないで ... 」
泣き疲れた涼介は俺の腕の中で夢の中へ
" おいてかないで "
これが涼介の本当の気持ちなんだな＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿.
この日は目を覚ますことなく翌朝までぐっすりだった涼介
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作成日時：2023年10月26日 0時
