名探偵コナン 安室透 新！ポアロ！！

雨（2） ページ3

｢ザーーーーーー…｣
｢Aさん！濡れないように！｣
｢は、はい……｣
安室さんが車のキーを手に持ち、
ピッピィ
ドアを開けてくれた。
これが安室さんの車かぁ
白のRX7。
高そ……

｢失礼しまーす…｣

やっぱ…不安。
安室さん、怪しい人じゃあないだろうけど…何されるか分かんないし…

安室さんは、助手席に私を入れてくれた。
私が入る間、安室さんは自分の背を濡らしながら私が濡れないようしてくれた。

｢ありがとうゴザイマス…｣
とても小さな声でお礼を言った。が、安室さんにこの声はしっかりと届いたようだ。
｢いえいえ｣
……………疑ってすいません…
とても紳士的で優しい人でした。
私が入ったのを確認し、｢ドア閉めますよ？｣と言い、ドアを閉め、急ぎ足で運転席に乗った。
｢あの…｣
私が消え入りそうな声で言うと
｢はい？｣

｢背中……濡らしちゃって…すいません…｣
｢あ、大丈夫ですよ！この位…｣

大丈夫だと言ってはいるが、申し訳ない

｢え…でも……あ…すいません……また今度恩返し？的な事しますね｣
｢全然大丈夫です！ただ僕がそうしたかっただけですから……｣

うーん

やっぱ、安心するにはまだ早い…かな

続く


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