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優「たいがぁ〜？まだ寝てるか…？」
大「…いやだ…、ぅ、ん………」
大我の顔を覗くと涙を流しながらうなされてる。
きっと悪い夢でも見ているのだろう。
寝てるところ申し訳ないが起こすか…。
優「大我、大我。一旦起きな？」
大「…はぁ、…はぁ、ゆうにぃ…？」
優「うん、ゆうにぃ。どした、怖い夢見た？」
大「…ううん、大丈夫…、大丈夫…。」
大我は涙をごしごしと拭いながら必死に大丈夫と言ってくる。
優「大丈夫、今俺しかいないから。泣いてもいいよ。」
大「んっ…。ゆめ、みてた…。みんなに、置いていかれるゆめ…。おれだけ、置いてかれるの…。」
優「そっか…怖かったな。大丈夫、今きっと熱が上がりきったみたいだから。それで怖い夢見ちゃったんだと思うよ。」
北「ゆうにぃ？準備できたよー！あれ、たいちゃん、泣いてる…？」
優「ん？大丈夫大丈夫。あ、そうだ北斗。冷蔵庫からアイスノン持ってきてくれる？たいにぃ暑いんだって。」
北「うん！わかった！たいにぃ待っててね！」
またぱたぱたと走って冷蔵庫へ向かって行った北斗。
大「んっ、ごめん、もう大丈夫…。」
優「大我、お兄ちゃんになったな。昔はなんかあったらずーっと泣いてたのに。」
大「そうだったっけ…？」
優「そうだよ〜。まぁたまにはお兄ちゃんお休みしていいんじゃない？
北斗はうまく誤魔化しとくし、ほら、目つむりな。
寝るまでここにいてやっから。」
大「…そんな、子供あつかい、しないでよ…。」
優「はいはい、おやすみおやすみ。」
少し頭を撫でてやると、またすぐに眠りについた大我。
お兄ちゃんとしてのプライドも大事だけど、たまには甘えていいんだよ、大我。
Fin
終わり
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作者名：ぽむ | 作成日時：2024年1月13日 14時
