もしもね。 (ページ3)

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北「遅くなりました…！はなの父です。」

養護教諭「いえいえ、お待ちしてました。さっきもう一度お熱測ったら39℃超えてまして…。
咳とか鼻水とかは出ていないのですが、あまり水分も取れていないので病院に行かれたほうが良いかと…。」

北「そうですか…。ご迷惑おかけして申し訳ありません…。」

養護教諭「いいえ、全然大丈夫ですよ。さぁ、はなちゃん、お父さんお迎えきたよ。よかったね。」

養護教諭がカーテンを開けるとベッドには顔を真っ赤にしてるはなが眠っていた。

北「はな、はな。パパきたよ？ごめんな、遅くなっちゃって…。」

はな「はぁ…、はぁ…、ぱぱぁ…？」

北「うん、パパだよ。お医者さん行ってからお家帰ろ？」

はな「…はぁい…。」

北「っしょ、抱っこしてあげるから、ね。」

熱でだいぶあったかくなっているはなを抱き、ランドセルを背負って保健室を少し急足で出た。