もしもね。 (ページ18)

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たまにはね。ページ18

【設定】
大我＝19歳。生まれつき足が不自由で車椅子生活をおくっている。年の離れた弟の北斗を溺愛している。
北斗＝5歳。保育園の年中さん。お兄ちゃん大好きな甘えん坊。
優吾＝24歳。お隣に住んでいる。看護師として働いている。

「ふつうって？」と同じ世界線のお話です。

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大我side

何となく身体が重く感じて目が覚めた。

時間を確認するともう少しで朝6時。

近頃かなり冷え込んでたし、風邪でもひいたかなぁ…。
それに下半身が麻痺している俺は体温調節も苦手なので、気温差が激しいとどうしても体調を崩してしまう。

日頃から結構気をつけてたのになぁ…。

大「はぁ…。」

とにかく一旦熱を測ってみないと…、なんて思っているとガラガラっとドアが開けられる。

北「たいにぃ〜！朝ですよ〜！」

俺より早起きの北斗はこうして毎朝俺の部屋に目覚まし代わりにやってくる。

大「ほくとぉ、おはよう。」

北「おはよぉ、たいにぃ！おっきする？」

大「にぃちゃん、何だかお熱あるみたい…。北斗、体温計取ってくれる？そこの引き出しに入ってるから。」

北「ぴっぴ？いいよぉ。…これ？」

大「うん、ありがと。ちょっと待っててね…。」

しばらくして鳴った体温計を確認すると37.8℃。

大「うわぁ…しっかり熱あんじゃん…。」

北「たいにぃ、おねつ？」

大「うん、お熱あるね…。北斗、母さん呼んできてもらってもいい？」

北「分かった！ままぁ〜！！」

北斗はパタパタと走りながら母さんを呼びに行ってくれた。