もしもね。 (ページ15)

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優「樹！樹！！と、とりあえず酸素！！」

急いで樹を抱きかかえ、酸素マスクに切り替え全開で酸素を流す。

しばらくすると、チアノーゼで冷たくなっていた手足はようやく酸素が行き渡ったのかだんだん暖かさを取り戻してきたと共に、さっきより熱が上がってきたようで次第に顔も真っ赤になってきた。

樹「…んっ…、パパ…？」

優「樹！よかった、気がついた？」

樹「パパ…、はぁ、パパ…」

優「うん、そうだよ。樹、病院行くよ。お話はまた後で聞くから。」

ジェ「…僕も！僕も行く！！」

優「ジェシー…。ジェシーは遠足だろ？楽しみにしてたじゃん。学校まで乗せてってあげるから一緒に行こう。」

ジェ「やだっ！遠足行かない！樹が、樹が心配だよ…、ぐすっ、樹〜…！」

と泣き出してとまらなくなってしまったジェシーを仕方なく連れて、急いで病院へ向かった。