【進撃の巨人】あぁ私強いんで＊

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そうAが誓った数ヶ月後＿


巨人が群がる壁外では
不運にも遭遇してしまった兵士達がひとり、またひとりと命を落としていた


「うあぁぁぁあｯ！！！」
「や、やめてくれぇえぇ！？！？」
「やだｯやだぁｯごめんなさい！ごめんなさい！」



そんな光景を、ひとり生き残った男はただ唖然と見ていた

仲間が人間が、今自分の目の前で食われてる



「離してｯ！！！助けてぇぇぇ！！！」



ｸﾞﾁｯ…





悲鳴の直後に聞こえた肉の千切れる音に、
ハッと我に返ると、男は慌てて
震える身体を無理矢理起こし、一心不乱に走り出した
後ろから聞こえる生々しい音や悲鳴に耳を塞いで



使えなくなった立体機動装置は今やただの重りでしか無い
仕方なくそれを切り捨て
ただ、ただ
走った

しばらく走って
木陰で息を整えてる

そして自分が生きていける可能性を考え絶望した




その時

危機は突如として訪れた







巨人はゆっくりと手を伸ばすと、その手に男をがっちりと掴む



待ってくれ…

そう願うが思いは届かない



それがとてもスローモーションに見えた男は、抵抗も虚しく

巨人の腹の中へと吸い込まれて行った









そして





『…え』



とある少女に悲惨な状態で発見されるのは、

それから数時間後(あと)の話である

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