【if闇堕ち】 ページ48
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俺には、幼馴染がいた。
ひとりは、何をしても失敗ばかりで人の顔色ばかり窺う無個性で、
もうひとりは、何をするのも消極的で他人を避ける役立たずなクズ個性持ち。
小さい頃、そんな2人を仲間に入れてやってる俺は、“優しくてヒーローにふさわしい”人間だと周りの大人は言った。
「返せよ！僕のノート！！」
将来の為のヒーロー分析
擦り切れて汚いそのノートを、手のひらで挟み爆破させた。
ほら、お前はこんな簡単なことさえもできないんだろう？
目に涙を浮かべるだけで何もできやしないその顔を見ながら、俺は焼け焦げたノートを窓から放り捨てる。
「そんなにヒーローになりてェなら、効率いい方法あるぜ。来世は個性が宿ると信じて──屋上からワンチャンダイブ。」
「──ッ！！」
叶いもしない夢から目覚めさせる俺は、なんて優しいんだろうなァ。
「お前は、超えてはならない一線を超えた。」
俺の行先を妨げるように立っていたのは、もうひとりの弱虫。
一丁前に俺を睨むコイツに、他の連中が驚いたように声を上げた。
「うわ、喋ってるとこ初めて見た…」
「俺も。」
ただでさえクソナードが雄英志望で苛立ってんのに、コイツの相手もしなきゃなんねェのかよ面倒臭ェな。
お前は今まで通り、俺の道を邪魔せず端から見上げてれば良いんだよ。
「急に何の話だ頭沸いてんのか。」
「頭沸いてんのはお前の方だろう。」
そんなことを言われれば、普段の俺ならキレていたが、ボイスレコーダーを片手に俺をじっと見つめている赤い瞳に何も言えなくなった。
何かを踏み間違えたような、そんな嫌な予感と共に心臓を掴まれるような寒気が俺を襲う。
「お前が、これから起こることの全ての原因だ。」
1週間後、緑谷出久はビルから飛び降りて死んだとクラス担任から告げられ、
時を同じくして、A・ドンキホーテも失踪した。
「ねぇ、どうしてそんな顔をしてるの？」
雄英高校林間学校の夜、ガスマスクの裏から現れた馴染みのある顔に脂汗が止まらなかった。
俺の反応を見て、緑色の目を細めニッコリと微笑んだ。
「僕が“こうなった”のは、君がいたおかげなんだよ。──かっちゃん」
この時、俺はようやく気付いたのだ。
償いきれない罪をおかしてしまったことを
〜主人公も道連れに〜
(賛否ありそうなので、イイネの反応良かったら続きやるかもです。)
終わり
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トカ - ずっと続き待ってます、、、 (4月13日 20時) (
レス) @page46 id: e74bb02192 (このIDを非表示/違反報告)
腐りきった鳥 - ダメだ、、、どうしても腐に変換してしまう、、、！！(続きは亀進行でもいいので更新してくれると嬉しいです！！！ (3月26日 13時) (レス) @page30 id: e74bb02192 (このIDを非表示/違反報告)
美呉(プロフ) - オット、続かない？ (3月14日 1時) (レス) @page48 id: c01229bbb7 (このIDを非表示/違反報告)
ふゆきちゃん - 歌いながらはずるいwwwwwwwwwすこwwwwwww (2月26日 22時) (レス) @page14 id: f21316dc06 (このIDを非表示/違反報告)
ガトー - 続き待ってます ゆっくりでいいので更新してくれると嬉しいです (12月13日 23時) (レス) @page48 id: 559ff82d78 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：仮面タロウ
| 作成日時：2023年3月18日 18時
