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No side
薄暗い部屋の中
隙間を埋めるように張り巡らされている、無数の糸。
まるで蜘蛛の巣の中にいるような異様な室内の光景に、緑谷たちは息をのむ。
「部屋の奥見えねぇぞ。どうなってんだこれ…」
「この糸、ドンキホーテの個性だよな？」
「まさかヴィランの襲撃にあって！？」
「いや、それにしては壁や床に損傷が無さすぎる。」
「たしかに…」
不可解なことは多々あるが、いつまでも考え込んでいては埒があかない。
糸をかき分け中へ突入しようかとした、その時だった。
『オマエラ！その糸に触れるな！！』
「え？！」
叫んだ常闇のダークシャドウに、糸に触れようとしていた手が止まった。
ひとりを除いて
「ッ、峰田君危ない！！」
「ギャーッ！！」
部屋の奥から峰田目掛けて飛んできた何かを、緑谷がとっさに弾き飛ばす。
「峰田君大丈夫！？」
「あ、ありがとう緑谷…」
「お前どうせ
「男子高校生の部屋だぞ！？普通探すだろ！！」
「お前も揺るぎないな…」
「それより、今何が飛んできたんだ？」
「そ、それが…」
「え！？ナイフ！！？」
「…間違いない、これはAくんのだ。」
「アイツどんだけスゲェヤツ持ってんだよ…」
「たぶん違うと思うぞ峰田。」
少々危険な目には遭ったが、これで部屋の中に人がいることが分かった。
あとは本人かどうか確かめるだけ
「おーい！ドンキホーテ！そこにいるなら返事を──ッ！！？」
今度は、切島目掛けてナイフが飛んできた。
硬化して防いだソレに、切島は眉を顰める。
「あのナイフ…俺の心臓を狙ってた。」
「それってつまり…」
相手は明確な殺意を持って、こちら側を狙っていることになる。
「僕が行く。」
「緑谷！？」
どこか確信めいた緑谷が、危険だと言う皆の制止を聞くことなく部屋の奥へ足を踏み入れた。
途中ナイフが飛んでも怯むことはなかった。
そうして糸をかき分けた先に見えた金髪に、緑谷はホッと息を吐く。
「…忘れてたよ。昔も同じようなことがあったね。Aくん」
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トカ - ずっと続き待ってます、、、 (4月13日 20時) (
レス) @page46 id: e74bb02192 (このIDを非表示/違反報告)
腐りきった鳥 - ダメだ、、、どうしても腐に変換してしまう、、、！！(続きは亀進行でもいいので更新してくれると嬉しいです！！！ (3月26日 13時) (レス) @page30 id: e74bb02192 (このIDを非表示/違反報告)
美呉(プロフ) - オット、続かない？ (3月14日 1時) (レス) @page48 id: c01229bbb7 (このIDを非表示/違反報告)
ふゆきちゃん - 歌いながらはずるいwwwwwwwwwすこwwwwwww (2月26日 22時) (レス) @page14 id: f21316dc06 (このIDを非表示/違反報告)
ガトー - 続き待ってます ゆっくりでいいので更新してくれると嬉しいです (12月13日 23時) (レス) @page48 id: 559ff82d78 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：仮面タロウ
| 作成日時：2023年3月18日 18時
