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No side
教え子たちの救助活動の様子を、相澤とジョークは観客席から見下ろしていた。
「さすが雄英生って言ったところだね。救助や誘導の初々しさは残るけど全体の行動は完璧だ。」
パワー系の者が瓦礫を撤去し、戦闘と救助それぞれに適した者をバランスよく入れたバディによる救助活動。
緑(軽症)、黄色(重軽傷)、赤(重症)とリボンで色分けされた怪我人を仮設エリアに集め、機動力のある者が試験会場に設けられた救護テントへ搬送。
それぞれの個性の有用性を考慮した、的確な配置。
このクラスでできる最善だった。
「ドンキホーテくんって何者？」
的確でいて最善だからこそ、試験場で彼を異質なものにさせていた。
「まるで学生の中に熟練のヒーローが入り込んでいるようだよ！！ッハハ」
ジョークの言う通り、八百万が造った無線機を使い上空から指示を出すドンキホーテは、幾千もの現場を経験してきた熟練ヒーローを見ているようだった。
生まれながらに持つリーダーシップのソレとは違う無駄のない動きに、相澤は目を細める。
「体育祭での爆豪くん然り、今年の雄英はとんでもない生徒集まっちゃったようだな！」
「…A組ってクラスをしばらく見ていてわかったことがある。連中は気付いてないがA組はその実、2人の存在が大きく作用してる。」
「ドンキホーテくんと爆豪くん？」
「いや、ドンキホーテは違う。」
「じゃあ…誰だ？」
「初見じゃ分からないだろう。アイツは爆豪とは真逆だからな。」
緑谷出久
クラスをまとめ役でもないし、中心にいるわけでもない。
おまけに爆豪との仲は最悪
だが、いつのまにか2人の熱はクラスに伝播していく。
「その2人の存在がクラスを底上げしてくれているんだ。」
「一歩間違えばみんな共倒れだな！」
「確かにその危険もある。だがなジョーク、俺は期待しているんだ。この1-A組に」
「ベタ褒めかよ。めずらしー」
「どちらかと言えば、2人よりドンキホーテの方が厄介だ。」
「あー、一次試験の時みたいにすぐキレちゃうタイプだと厄介だな。」
「それとは違う。アレは俺も初めて見たが…、まぁドンキホーテのことだ。勝手に克服するだろ」
「適当だな！お前らしいけど！！なら他になにが厄介だって言うんだ？見た限りリーダーの素質カンストしてる有望株って感じだけど。」
Aを見つめる相澤の横顔に、ジョークのおどけた笑いがピタリと止まった。
「そこが問題なんだ。」
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トカ - ずっと続き待ってます、、、 (4月13日 20時) (
レス) @page46 id: e74bb02192 (このIDを非表示/違反報告)
腐りきった鳥 - ダメだ、、、どうしても腐に変換してしまう、、、！！(続きは亀進行でもいいので更新してくれると嬉しいです！！！ (3月26日 13時) (レス) @page30 id: e74bb02192 (このIDを非表示/違反報告)
美呉(プロフ) - オット、続かない？ (3月14日 1時) (レス) @page48 id: c01229bbb7 (このIDを非表示/違反報告)
ふゆきちゃん - 歌いながらはずるいwwwwwwwwwすこwwwwwww (2月26日 22時) (レス) @page14 id: f21316dc06 (このIDを非表示/違反報告)
ガトー - 続き待ってます ゆっくりでいいので更新してくれると嬉しいです (12月13日 23時) (レス) @page48 id: 559ff82d78 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：仮面タロウ
| 作成日時：2023年3月18日 18時
