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Aside
『この場にいる受験者1540人一斉に勝ち抜けの演習を行ってもらい、条件達成者先着100名を通過としまーす。』
公安委員会の試験官の説明に、会場がどよめいた。
『ターゲットはボールが当たった場所のみ発光する仕組みで、3つ発光した時点で脱落とします。3つ目のターゲットにボールを当てた人が倒したこととし、二人倒した者から勝ち抜きです、ルールは以上。』
「合格倍率約15倍か…厳しいな。」
「ルールは入学試験と似てんな！」
「いや、対人と対ロボじゃまるで話が違う。ボールの所持数は合格ラインぴったり。入試以上に苛烈なルールだよ。」
そう唸る出久の隣で、俺はホッと胸を撫で下ろす。
「よかった…筆記じゃなくて…」
「Aくん…」
どうやら轟と爆豪は、俺らと別行動するらしい。
切島と上鳴も、爆豪の後を追うように行ってしまった。
「先手を打った方が良さそうだな。」
「え？どうして…？？」
「周りを見てみろ。」
俺が促したように周囲を見渡した出久がハッとする。
近くで俺らの話を聞いていたA組のみんなも気付いたみたいだ。
『では、頑張ってくださいねー。試験スタート』
試験開始した瞬間、ボールの雨が注がれた。
「フルカウル・シュートスタイル！！」
出久は足技を使って軽々とボールを薙ぎ払う。
その技初めて見た！新しく習得したやつ？かっけー！！
「ドフラミンゴ！デクを見てるヒマあったらサポートしてくれ！」
「……っえ、あ、俺のことか！？」
そうだ俺のヒーロー名ドフラミンゴだっけ。
違和感しかない
「なんで俺たちの奇襲に気付いたんだ…！？」
「なんでって言われても、なぁ…？」
「うん、さっきは気付くの遅れたけど、逆になんで分からないとお思ったのか聞きたいかも。」
首を傾げるA組のみんなに、ここ数ヶ月の成長を感じた。
きっと雄英入学前なら、能力差はここまでなかっただろう。
教える環境と経験で、ここまで変わるのか。
「いつだって俺らは、ヴィランの悪意の目に晒されてきた。」
俺らに纏わりつくコイツらの視線は、ネズミのように虎視眈々と付け狙うヴィランの悪意の視線と比べたら実に分かりやすかった。
最近の訓練により、自在に操れるようになったドフラミン語で、周囲のヒーロー志望を嘲笑う。
「今のテメェらの“ソレ”は、そこらに蔓延るヴィラン以下なんだよガキ共。」
この口調は、お子様を煽るのにはうってつけだ。
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トカ - ずっと続き待ってます、、、 (4月13日 20時) (
レス) @page46 id: e74bb02192 (このIDを非表示/違反報告)
腐りきった鳥 - ダメだ、、、どうしても腐に変換してしまう、、、！！(続きは亀進行でもいいので更新してくれると嬉しいです！！！ (3月26日 13時) (レス) @page30 id: e74bb02192 (このIDを非表示/違反報告)
美呉(プロフ) - オット、続かない？ (3月14日 1時) (レス) @page48 id: c01229bbb7 (このIDを非表示/違反報告)
ふゆきちゃん - 歌いながらはずるいwwwwwwwwwすこwwwwwww (2月26日 22時) (レス) @page14 id: f21316dc06 (このIDを非表示/違反報告)
ガトー - 続き待ってます ゆっくりでいいので更新してくれると嬉しいです (12月13日 23時) (レス) @page48 id: 559ff82d78 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：仮面タロウ
| 作成日時：2023年3月18日 18時
