92_心操という男 ページ16
Aside
3日以内に猫と仲良くなれ
他人が聞いたら謎すぎる課題を相澤先生から与えられた。
「そう言われてもなぁ…」
殆どのにゃんこは俺を見た瞬間逃げてしまう。
仲良くなる以前の問題だ
どうしたものかと雑木林の中を歩いていれば、木々が開けた所に人影が見えた。
どうやら雄英生のようだ
周りには数匹のにゃんこがくつろいでいる。
「いいなぁ、俺もあんな風に膝ににゃんこ乗せたいわ…」
そんなことを呟いた次の瞬間
男子生徒の膝の上にいた1匹を残して、他のにゃんこは蜘蛛の子を散らすように逃げてしまった。
しまった、近付きすぎた。
「っ、誰だ！？」
「ごめん、邪魔するつもりはなかった。」
驚いたように俺の方へ振り返った男子生徒には、見覚えがあった。
「あー、お前たしか体育祭で出久と戦ってた…」
「心操だ。そう言うお前はA組のドンキホーテだな。」
「よくご存知で。」
「あれだけ派手なことしておいてよく言うな。…それよりお前か。最近コイツら虐めてたのは」
「え、どういうこと。」
「お前を見た猫たちが怯えいただろう。」
「すご、にゃんこの言葉分かるの？」
「そんなの理解できなくとも分かる。」
「まじか凄いな。俺全く分からない」
「話をそらすな。」
膝の上にいたにゃんこが俺と目を合わせた瞬間、牙を剥き出しシャーッと威嚇音を出した。
わー、随分な嫌われようで
「温厚なコイツが威嚇するほど…、お前いったい猫たちに何をしたんだ！？」
「なにもしてない。」
「嘘をつくな！！」
「ひゃー、にゃんこのことになると話が通じねぇ〜〜。こうなったら奥の手だ…」
「奥の手…？」
俺は両手を空へ掲げた。
心操は警戒して戦闘体制をとる。
「1-A担任を召喚。いでよ、相澤先生ーッ！！」
「なにが召喚だ馬鹿。俺がいること気配で分かってただろ。」
「面白がって隠れて見てた方が悪い。」
驚いたように見開かれた心操の瞳が、相澤先生と俺の間を行ったり来たりしている。
「お前…！今どうして先生がいること分かったんだ！？」
「なんとなく。」
「そのなんとなくを教えてくれ！」
「俺をにゃんこイジメの愉快犯みたいな目で見なきゃいいよ。」
「……本当に違うのか？」
「本当に違うから先生召喚したんだろ。」
俺たちのやりとりを見ていた相澤先生が、ピコンと閃いたような顔をした。
嫌な予感しかしない
「お前ら、お互いの訓練に付き合え。」
「え？」
ほらな
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トカ - ずっと続き待ってます、、、 (4月13日 20時) (
レス) @page46 id: e74bb02192 (このIDを非表示/違反報告)
腐りきった鳥 - ダメだ、、、どうしても腐に変換してしまう、、、！！(続きは亀進行でもいいので更新してくれると嬉しいです！！！ (3月26日 13時) (レス) @page30 id: e74bb02192 (このIDを非表示/違反報告)
美呉(プロフ) - オット、続かない？ (3月14日 1時) (レス) @page48 id: c01229bbb7 (このIDを非表示/違反報告)
ふゆきちゃん - 歌いながらはずるいwwwwwwwwwすこwwwwwww (2月26日 22時) (レス) @page14 id: f21316dc06 (このIDを非表示/違反報告)
ガトー - 続き待ってます ゆっくりでいいので更新してくれると嬉しいです (12月13日 23時) (レス) @page48 id: 559ff82d78 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：仮面タロウ
| 作成日時：2023年3月18日 18時
