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Aside
「ケホッ、うぇ…気持ち悪っ…」
「ドンキホーテ少年！？なぜここに…！！」
泥にまみれてコンテニュー！とか聞いてないんだが…
爆豪と同じように無理矢理飛ばされた先は、前世で体験した戦場のようだった。
一面に広がる瓦礫
風に漂う、独特なこの臭いは──人の死
「やぁ、君とは直接話たくてねぇ。」
顔のない男が、不気味に笑う。
ダメだ。今は自分の置かれた状況の整理だ
集中しろ
オールマイトは目の前にいる人間を捨てたような男と交戦中だったようだ。
近くにヴィラン連合や爆豪はいない。
逃げたのか？
それでも別の場所に拉致されているのか
「お母さんに似て強く美しく生きているね。会いたかったよ、A。」
「──は？」
この男、今なんて言った？
「会いにいけなくて悪かった。助けてやれなくてごめんな。父親として、僕は失格だ。」
頭を鈍器で殴られたようなショックが、俺を襲った。
いや、そんなはずはない。
少年漫画の主要キャラのようなこと、俺の身に起きてたまるか。
俺の心臓が、嫌な音を立てる。
「悲しかったね、辛かったね。5年前、僕がオールマイトにやられず君の側にいれていれば…
「──黙れ。」
お前がそれを、言うのか。
「母さんを捨てたお前が言うのか！？」
「やめろ！ドンキホーテ少年！！」
俺は不気味な男へ向かって走り出す。
オールマイトが手を伸ばした。
男は、動かない。
「A。」
俺は、隠し持っていたナイフで
男の腹を刺した。
刺したのに、男は何を思ったのか俺を抱きしめた。
「……っなにを、」
「こんな傷、君の受けた傷と比べたらなんてことない。…やっと、抱きしめられた。」
背中に回された腕に力が入る。
俺今お前の腹にナイフ突き刺してんだぞ。
それなのにコイツ何やってんの
わからない。わかりたくない。
「お願いだ。僕に、チャンスをくれないかい？君の父親でいれるチャンスを。」
「は…、チャンス…？」
「そう。もう一度、家族としてやり直そう。僕ら2人で」
見上げた先に見た顔を見た瞬間、込み上げていたものがスッと鎮まった。
なんだ。そういうことか
「家族か…そうか。父さん、俺──」
「ダメだドンキホーテ少年！ヤツの言葉に耳を貸すな！！」
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オタク - え？神作見つけてしまった...は、？好き。あ〜〜〜、もう大好き過ぎるー...10回くらい読み直してきますね！(洗脳済み) (11月7日 16時) (
レス) @page30 id: 625a6655ea (このIDを非表示/違反報告)
天草 礼(プロフ) - めっちゃ読み返してます、、、。面白いです!!頑張ってください！ (2023年3月13日 16時) (レス) @page32 id: 79a8983217 (このIDを非表示/違反報告)
ヨル(プロフ) - また来てしまった…でも何回読み返しても面白いデスゥ (2023年3月8日 21時) (レス) id: e05df9e8cf (このIDを非表示/違反報告)
kot(プロフ) - とても面白いです続き待っています! (2023年2月25日 21時) (レス) @page31 id: 68d4baa64e (このIDを非表示/違反報告)
美園(プロフ) - 1日で全部読んじゃいました…続きひたすらに待ってます。その間に主様の他の作品も読みまくらせていただきますぅぅぅぅぅ！！ (2022年12月4日 12時) (レス) id: 04f1c58536 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：仮面タロウ
| 作成日時：2021年10月22日 21時
