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Aside
「よォ、会いたかったぜ。ヴィラン共…！！」
「お前は…！！」
「Mr.コンプレス、避けろ。」
「！了解」
何か仕掛ける気か
近くの木に巻き付けていた糸を引いて離れれば、さっきまで俺がいた場所が火炎に覆われた。
山火事はコイツの仕業か
「ッチ、ちょこまかと…」
「荼毘、アイツ殺しちゃ不味い！死柄木のお気に入りだ！！」
攻撃の手が止まった。丁度いい
浮遊して敵から距離を取る。
見た限り、相当な手練れだな。きっと場数も積んでる
そんな人間が4人
対してこちらは…
「Aくん！！」
思ってたより早く現れた、緑谷・轟・障子が加わった4人だけだ。
戦力になるのは3人だけ
これはかなりキツイぞ
「死柄木の殺せリストにあった顔だ！！」
「あ"ァ！？緑谷に手ェ出したらぶっ殺す。」
「落ち着けドンキホーテ。まずは3人とも逃げるぞ！」
「え！？どうして…！」
「さっきおまえが散々見せびらかした右ポケットに入っていたこれが、常闇・爆豪だな、エンターテイナー。」
障子の手にあるビー玉のようなものを見たヴィランが肩を震わした。
「…悪い癖だよ、マジックの基本でね。モノを見せびらかす時ってのは見せたくないモノがある時だぜ？」
そう得意げに出した舌の上には、ビー玉の中に閉じ込められた爆豪と常闇の姿
代わりに障子が奪った玉から、圧縮された轟の氷が出てきた。
つまりコイツの個性は、ビー玉のようなものに人や物を閉じ込める能力ってわけか。
そうと分かれば話は早い
「披露しちまうのも、エンターテイナーの悪い癖ってヤツか？」
「はえ…！？」
ついでにそのお喋りが過ぎる舌、ぶった斬ってやるよ！
斬撃を浴びせようとしたタイミングで、炎が俺を襲う。
「ッチ、」
「そう簡単に取らせてたまるかよ。」
「ッ、轟くん！障子くん！！」
隙を突かれ、体勢を崩したエンターテイナーの舌から玉が落ちた。
轟と障子が手を伸ばした──が、
「哀しいなあ、轟焦凍。」
荼毘というヴィランが、うっとりと笑う。
常闇は取り返せたが爆豪は荼毘の手の中
既にヤツらの背後には、ワープ個性を持つ黒霧の姿。
俺には分かってしまった
爆豪は、ここでは取り返せない。
不利を覆すだけの経験が、このメンバーには無い。
緑谷は、爆豪を取り戻す為にまた無理をするだろう。
ならば俺は──
「待て、黒霧。…俺も連れて行け」
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オタク - え？神作見つけてしまった...は、？好き。あ〜〜〜、もう大好き過ぎるー...10回くらい読み直してきますね！(洗脳済み) (11月7日 16時) (
レス) @page30 id: 625a6655ea (このIDを非表示/違反報告)
天草 礼(プロフ) - めっちゃ読み返してます、、、。面白いです!!頑張ってください！ (2023年3月13日 16時) (レス) @page32 id: 79a8983217 (このIDを非表示/違反報告)
ヨル(プロフ) - また来てしまった…でも何回読み返しても面白いデスゥ (2023年3月8日 21時) (レス) id: e05df9e8cf (このIDを非表示/違反報告)
kot(プロフ) - とても面白いです続き待っています! (2023年2月25日 21時) (レス) @page31 id: 68d4baa64e (このIDを非表示/違反報告)
美園(プロフ) - 1日で全部読んじゃいました…続きひたすらに待ってます。その間に主様の他の作品も読みまくらせていただきますぅぅぅぅぅ！！ (2022年12月4日 12時) (レス) id: 04f1c58536 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：仮面タロウ
| 作成日時：2021年10月22日 21時
