72_嵐の真っ只中 ページ25
Aside
『どーもぉ、ピザーラ神野店ですー。』
突然の訪問者に、部屋は静まり返る。
「…あァ、俺が頼んだヤツだ。」
「「お前かよ！！」」
「丁度良かったです！私お腹空いてたんですよねー！！」
「おいちょっと待て。お前はワープゲートでここまで来た。なら、どうしてアジトの住所を知っているんだ。」
荼毘の指摘の返事に、俺はニヤリと笑ってみせた。
「お前ら、ヒーローなめすぎ。」
「──スマァァッシュ！！！」
ドアではない壁からダイナミックお邪魔します！で登場したオールマイト
突然のNo. 1ヒーローの登場に驚いたのも束の間
ヴィラン連合はなす術もなく、あっという間に木の根のような個性で拘束された。
燃やそうとする荼毘を、すかさずちっこいおっちゃんが足蹴りでのす。
ピザーラ神野店強ぇ…
「まったく、私も危うく勘違いする所だったじゃないかドンキホーテ少年！」
ぷんすこしているオールマイトから受け取ったのは、俺のピンクの羽
緑谷、ちゃんと渡してくれたんだな。
「大人として叱りたいところだが、君の羽が私たちをここへ導いてくれたおかげで、我々はこの場所を確信を持って制圧することができた。ありがとう」
俺の糸から作られたモノの場所はなんとなく分かる。
糸の量が多ければ多いほど遠くからハッキリと
俺はずっと、この羽目掛けて糸を一本伸ばし続けていたのだ。
まさか林間合宿での成果がここで試されるとはな。
爆豪はそれに気付いてたようだけど
目視できないから、行き止まりにぶつかったり、障害物に邪魔されたりと時間はかかったが、ようやく繋がった。
緑谷からオールマイトに託した、この羽に
「…俺を信じてくれて、ありがとうございます。」
最後の賭けでもあった。
この作戦は、ヒーロー側が俺を信じてくれなければ成功しない。
助けが来ることなく、裏切り者として扱われたのならば、俺はヴィラン側で緑谷の
俺がそんな覚悟をしていたと知らないオールマイトは、当たり前のように言う。
「君を信じるかだって？当然だろう。我々ヒーローにとって君は守るべき存在であり、我々の意志を紡ぐ未来のヒーローなんだから。」
あぁ、やっぱり貴方は最高のヒーローだ。
言葉ひとつで人を救ってしまうのだから
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オタク - え？神作見つけてしまった...は、？好き。あ〜〜〜、もう大好き過ぎるー...10回くらい読み直してきますね！(洗脳済み) (11月7日 16時) (
レス) @page30 id: 625a6655ea (このIDを非表示/違反報告)
天草 礼(プロフ) - めっちゃ読み返してます、、、。面白いです!!頑張ってください！ (2023年3月13日 16時) (レス) @page32 id: 79a8983217 (このIDを非表示/違反報告)
ヨル(プロフ) - また来てしまった…でも何回読み返しても面白いデスゥ (2023年3月8日 21時) (レス) id: e05df9e8cf (このIDを非表示/違反報告)
kot(プロフ) - とても面白いです続き待っています! (2023年2月25日 21時) (レス) @page31 id: 68d4baa64e (このIDを非表示/違反報告)
美園(プロフ) - 1日で全部読んじゃいました…続きひたすらに待ってます。その間に主様の他の作品も読みまくらせていただきますぅぅぅぅぅ！！ (2022年12月4日 12時) (レス) id: 04f1c58536 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：仮面タロウ
| 作成日時：2021年10月22日 21時
