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No side
「ヒーローと警察組織は協力関係を築けていますが、あくまで表立ってのこと。立場はヒーローより警察組織が上ですが、世論で人気も支持も高いのはヒーロー側です。」
世間では警察を『ヴィラン受け取り係』と揶揄され、ヒーローの人気が上がるほどに警察組織の権威は低迷している。
その歪みが組織に与えている影響がどれ程のものか、一番理解しているのは他でもない警察上層部だろう。
「警察組織が堂々と目を掛けている生徒を雄英に送り込んだのも、“ヒーローはあくまでも警察組織の配下だ”という警告を我々しているのだと、私には感じました。」
「一理あるな。オールマイトが雄英の教師となった今、権威は警察組織にあることをヒーロー側に釘を刺すのも頷ける。」
「だからって未成年の生徒を使うなんて…」
「未成年と言って侮ってはいけないよ。僕もこの数日、それとなくドンキホーテくんの様子をみていたけれど、いやはや参ったよ。彼の実力は本物だ。」
そう、張り詰めた空気をあえて壊すように、校長はケラケラと笑う。
「試験での筆記の点が低かったのが些か気になりますが、ドンキホーテのあの実戦慣れした動きは生徒として異常です。まるで、“特別な訓練”を受けたかのようだ。」
「まさか校長！急遽入試テストに面接を組み込んだり、クラスの人数を21人に増やしたのも…」
「せめてのも抵抗、と言ったところかな。大人側の融通を通す代わりに本来受かっていたはずの子供を落とすなんてこと、けしてあってはならないからね。」
皆がA・ドンキホーテへの疑念を深める中、オールマイトは彼に疑いをかけることができずにいた。
彼が警察上層部と接触していたのは事実だが、会釈した後の彼が最後に見せた横顔は、どこか切なげだった。
宣戦布告とは違う、あれは諦めや無力感に近いものだ。
彼が何を思ってそんな感情を吐露したのか分からない。
オールマイトは決意する。
周りがどんなに些細なことだと笑おうとも、私はそれを見過ごさないし、小さなSOSのサインだろうと、私は手を差し伸べる。
何故なら私は、ヒーローなのだから。
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ひゅーまん - ワンピースの漫画【頂上戦争編】読み返した後に見たから、おもわず叫びました。バチクソ面ろいです。頑張って下さい！ (2022年8月28日 18時) (
レス) @page32 id: ddf55ed9f9 (このIDを非表示/違反報告)
仮面タロウ(プロフ) - 覚えたくない豆乳鍋さん» 回想されててわらいました(笑)ヒーローがゴシップされた時の見出しめっちゃ面白そうですよね！考えてて楽しかったです。わ (2021年10月17日 20時) (レス) id: 2292ab7783 (このIDを非表示/違反報告)
覚えたくない豆乳鍋(プロフ) - ホークス、、やっちまったな。いいやつだったよ、、、。あと、見出しの言葉が天才すぎる（笑） (2021年10月16日 19時) (レス) @page47 id: 0712a95b78 (このIDを非表示/違反報告)
仮面タロウ(プロフ) - しだれ桜さん» ありがとうございます🥰！ (2021年10月13日 18時) (レス) id: 2292ab7783 (このIDを非表示/違反報告)
しだれ桜 - 面白かったです!更新頑張ってください! (2021年10月12日 21時) (レス) id: d145562072 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：仮面タロウ
| 作成日時：2021年9月12日 17時
