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Aside
「くく…、はいこれ温めたタオル。」
笑いを堪えながら差し出されたタオルを、俺は乱暴に受け取った。
「……誰にも言うなよ。」
「はいはい。」
渡されたそれを真っ赤になっているであろう目元に当て、事務所のソファーに深く座る。
最悪だ
俺はあの後、盛大に泣いた。
生まれたての産声以来だろうってくらい泣いた。
「というかホークスも笑うことないだろう…こっちはメンタルズタボロだってのに。だから女にモテてはしても付き合えないんだよ。」
「おいちょっと待て。俺は付き合えんとちゃう。付き合わないだけだ」
「残念な人ほどその言葉使うよね。」
「…へぇ？」
ホークスの瞳がすぅっと細められた。
瞬間、肩と腰を掴まれたかと思えば、座っていたソファーにあっさり押し倒されてしまった。
俺の手は抵抗する間も無く剛翼によって塞がれた。
っくそ、こんな簡単に上取られるなんて…それでも前世軍人かよ。
俺の真上にある金色の瞳には、面白がるものと混じって、嗜虐的な光が浮かんでいた。
「そんなに疑うなら教えてやろうか？お前に女の扱い方ってのを──「ホークスさん。次の出張の件でお話が……」
「……お邪魔しやっしたー。」
「待て待て待て。ねえお願い待って」
他所から見れば確実に事案だろう。
泣いて目を腫らした学生の俺を、職場体験先のヒーローが押し倒してただなんて。
サイドキックの人は静かに、そして素早くドアを閉めて出て行った。
ホークスが慌てて出て行った扉を開けたが、既にサイドキックの姿は無かった。
さすがはホークス事務所。速い
「ざまぁ。これでトレンド入り確定だな。『No.3ヒーローホークス、お相手は“男子高校生”』」
「俺の事務所にゴシップネタ提供するような人間はおらん。」
「『未成年に猥褻行為。速すぎる男、手を出すのも早かった』見出しはコレで決まりだ。」
「いい加減にせんと、その無駄に動く口の中にありったけの翼突っ込むぞ。」
「やだッ！それって卑猥な隠語！？キャー！ホークスさんのえっちー！！(裏声)」
「…………。」
「ごめんなさいもうしません大変申し訳ございませんでした」
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ひゅーまん - ワンピースの漫画【頂上戦争編】読み返した後に見たから、おもわず叫びました。バチクソ面ろいです。頑張って下さい！ (2022年8月28日 18時) (
レス) @page32 id: ddf55ed9f9 (このIDを非表示/違反報告)
仮面タロウ(プロフ) - 覚えたくない豆乳鍋さん» 回想されててわらいました(笑)ヒーローがゴシップされた時の見出しめっちゃ面白そうですよね！考えてて楽しかったです。わ (2021年10月17日 20時) (レス) id: 2292ab7783 (このIDを非表示/違反報告)
覚えたくない豆乳鍋(プロフ) - ホークス、、やっちまったな。いいやつだったよ、、、。あと、見出しの言葉が天才すぎる（笑） (2021年10月16日 19時) (レス) @page47 id: 0712a95b78 (このIDを非表示/違反報告)
仮面タロウ(プロフ) - しだれ桜さん» ありがとうございます🥰！ (2021年10月13日 18時) (レス) id: 2292ab7783 (このIDを非表示/違反報告)
しだれ桜 - 面白かったです!更新頑張ってください! (2021年10月12日 21時) (レス) id: d145562072 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：仮面タロウ
| 作成日時：2021年9月12日 17時
