18_緑谷side ページ18
緑谷side
「あの人めっちゃイケメン！！」
「本当だ…芸能人？」
太陽の光を弾いてキラキラと艶めく金髪、日本人より高い鼻筋も唇や輪郭の造形も、テレビや雑誌で見るどのモデルや俳優よりも綺麗だと僕は思ってる。
周りの視線を集めているAくんの紅い瞳が、僕を見て優しく緩められた。
「おはよう、緑谷。」
「Aくんおはよう！朝早いね、自主トレ？」
「これから登校。」
「これから！？まだ学校始まる2時間前だよ！？」
「この時間に出ないと遅刻するんだよ。俺って巻き込…」
「どけーッ！！」
突然、刃物を持った男が僕らに向かって走ってきた。
Aくんは僕の前へ出ると、刃物を持つ男の手首を掴み、走ってきた遠心力を使ってそのまま地面へ叩きつけて捕まえてしまった。
その後すぐやってきた警察官によって男の手に手錠がかけられるまで、僕は何もできなかった。
「俺って、巻き込まれ体質だろう？だから早めに家を出てるんだ。」
「個性も使わないですごい…！」
「外では使っちゃいけないからな。……あー、緑谷、三歩下がって。」
「え？こう？？」
──ガシャーン！！
「っうわ！？…って、植木鉢！？」
どこから落ちてきたんだと見回していれば、今度は後ろから大きな音が聞こえた。咄嗟に身構える
「……嘘だろ」
僕らのすぐ真後ろにある電柱に、乗用車が衝突していた。
もしここに電柱が無かったら…
サッと背筋が凍った。
「っ！大変だ！運転席にまだ女の人がいる！助けなきゃ！！」
「俺たちが轢き殺されてたかもしれないのに？」
「何言ってるのさ！目の前で倒れている人がいたら、助けるに決まってるだろう！？」
「──そうか。そうだよな。緑谷の言う通りだ」
Aくんがポケットから手を出し、人差し指をくいっと曲げると、運転席側の扉が勝手に開いた。
中から意識のない女の人が浮かび上がり、植木の上へそっと寝かされる。
「今のAくんの個性だよね…？」
「バレなきゃいいんだよ。バレなきゃ」
ちょっとだけ悪そうに笑うAくんは、同性の僕から見てもドキリとしちゃうくらいカッコよかった。
「Aくんいつもこんな感じなの？」
「中学の頃と比べたら楽さ。雄英の防犯セキュリティ様々だな。」
「どこが“セキュリティ万全”だよ雄英ーッ！！」
その日のお昼休み、雄英の敷地内でメディアに揉みくちゃにされているAくんの姿が目撃された。
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ひゅーまん - ワンピースの漫画【頂上戦争編】読み返した後に見たから、おもわず叫びました。バチクソ面ろいです。頑張って下さい！ (2022年8月28日 18時) (
レス) @page32 id: ddf55ed9f9 (このIDを非表示/違反報告)
仮面タロウ(プロフ) - 覚えたくない豆乳鍋さん» 回想されててわらいました(笑)ヒーローがゴシップされた時の見出しめっちゃ面白そうですよね！考えてて楽しかったです。わ (2021年10月17日 20時) (レス) id: 2292ab7783 (このIDを非表示/違反報告)
覚えたくない豆乳鍋(プロフ) - ホークス、、やっちまったな。いいやつだったよ、、、。あと、見出しの言葉が天才すぎる（笑） (2021年10月16日 19時) (レス) @page47 id: 0712a95b78 (このIDを非表示/違反報告)
仮面タロウ(プロフ) - しだれ桜さん» ありがとうございます🥰！ (2021年10月13日 18時) (レス) id: 2292ab7783 (このIDを非表示/違反報告)
しだれ桜 - 面白かったです!更新頑張ってください! (2021年10月12日 21時) (レス) id: d145562072 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：仮面タロウ
| 作成日時：2021年9月12日 17時
