38 ページ38
Aside
「…っあ、そういうことですか。お疲れ様でーす。良い夢を〜」
「待て何処へ行く。どうせお前、そこら辺の適当な所で一夜明かす気だろう。今夜は俺の家に泊まってけ」
「いやいいです。公園で寝る方がマシです。」
「おいそれどういう意味だ。」
違う。今言ったのはそういう意味じゃなくて…
「俺の家みたいに消えてなくなってもいいんですか？」
「…あの火災はお前への怨恨か何かで燃やされたのか？そうと分かれば話は変わる。お前の今日の宿は警察署になるが」
「違う、違いますから。…その、俺昔から事件に巻き込まれやすいんです。家に強盗なんてしょっちゅうだし、今回はついに燃えてなくなった。そんなヤツ家に置いたら大変でしょう。」
「なら、ここらの宿泊施設で俺の家以上に安全な場所はないだろうな。なにせ
確かにそうかもしれないと、納得したところで俺の負けだった。
鍵を開けて入って行く背を追って、俺も玄関をくぐった。
「お邪魔しま……めっちゃ普通だ。」
普段から合理的に〜なんて言ってるから、物を極端に所持しないミニマリストかと思ってたけど、ベッドはもちろん机まである。
「すげぇソファまであるじゃん…っ痛！」
「さっきから失礼だぞお前。」
マジで痛いんだけど、加減って言葉知ってます？
今の俺、リアル家なき子ですよ？？
殴られた頭をさすっていれば、汚いものを見るような目で俺を見ている先生…
「先風呂入れ。」
「えぇ…バイ菌扱いはさすがに傷付きますよ。」
「煤だらけの人間が何言ってんだ。」
「うわ、本当だ俺汚い。…じゃあ、お言葉に甘えて先お風呂頂きますね。」
「着替えはそれ着とけ。」
タンスから出された着替えを受け取りバスルームへ入ったらあらびっくり
トリートメントまであるじゃん…と呟けば、ゴンッと扉を殴る音が聞こえた。地獄耳
シャワーをさっと浴びて、借りた寝間着のスウェットを着たら普通にデカかった。
「あ！これアレだ。上鳴が言ってた『体格差にキュン♡』ってやつだ。」
「ほう、そんなに裸で過ごしたいか「冗談ですごめんなさい」
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 1485人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「ヒロアカ」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
ひゅーまん - ワンピースの漫画【頂上戦争編】読み返した後に見たから、おもわず叫びました。バチクソ面ろいです。頑張って下さい！ (2022年8月28日 18時) (
レス) @page32 id: ddf55ed9f9 (このIDを非表示/違反報告)
仮面タロウ(プロフ) - 覚えたくない豆乳鍋さん» 回想されててわらいました(笑)ヒーローがゴシップされた時の見出しめっちゃ面白そうですよね！考えてて楽しかったです。わ (2021年10月17日 20時) (レス) id: 2292ab7783 (このIDを非表示/違反報告)
覚えたくない豆乳鍋(プロフ) - ホークス、、やっちまったな。いいやつだったよ、、、。あと、見出しの言葉が天才すぎる（笑） (2021年10月16日 19時) (レス) @page47 id: 0712a95b78 (このIDを非表示/違反報告)
仮面タロウ(プロフ) - しだれ桜さん» ありがとうございます🥰！ (2021年10月13日 18時) (レス) id: 2292ab7783 (このIDを非表示/違反報告)
しだれ桜 - 面白かったです!更新頑張ってください! (2021年10月12日 21時) (レス) id: d145562072 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：仮面タロウ
| 作成日時：2021年9月12日 17時
