25_再来 ページ26
No side
「あれがダームストラングの校長？」
「すっごく綺麗な人ね…！」
「でも、どこかで見たことあるような…」
ヴォルデモート卿の容姿は、とても半世紀以上生きた男とは思えなかった。
艶やか黒髪に、陶器のような肌
その端正な顔立ちに、女子生徒どころか男子生徒でさえ魅入っている。
「何故ここへ来た──ヴォルデモート卿。」
「…え」
彼が“あの”闇の帝王…？
こんなにも美しいのに？
はじめは半信半疑だった生徒達
だが教師達の青ざめた顔を見れば、それが事実だということは嫌なほど理解できた。
「どけ！殺される！！」
「死ぬなんて嫌…！！」
自分達の置かれた立場が分かるや否や、大広間はパニックに陥った。
逃げ出そうとする者、悲鳴を上げる者、泣き出す者もいたが…
「──黙れ。」
威圧するような深い声
その一言だけで、大広間は水を打ったように静まり返った。
「…わしの記憶が正しければ、ダームストラングの校長はお主の後ろにいるカルカロフだったはずじゃが？」
「その通りだ。…だが、昨夜をもって本校の校長は俺様となった。」
ヴォルデモート卿は微かに色づく紅瞳を、壇上にいるファッチ大臣へと向ける。
「
「っ、い、いえ、それで間違いありません。
──ダームストラング校の校長殿。」
「…墜ちたか、コーネリウス。」
これにはダンブルドアも落胆したように言う。
「一体どうなってるんだ！？」
「魔法大臣が正式に、闇の帝王が海外から来た要人って認めたのよ。」
『ついでホグワーツに留まることもね。』
「そんな…！じゃあ試合期間中ずっとここに居るってこと！？」
『その試合が無事に終わればいいけど。』
魔法大臣の許可を得ると、ヴォルデモート卿と付き従えた死喰い人らが、アルバスやボーバトンの校長がいる壇上へ上がっていく。
近付いていくごとに、教師陣達の緊張感は高まっていった。
「そう殺気立つな。なにも俺様は戦争をしに来たわけではない。」
そう言うと、シグナスが魔法で出現された椅子に、すらりと長い脚を組んで座る。
まるで玉座だ
「少し…昔話をしよう。」
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大阪の道民 - ひぃぃ神 (2021年1月24日 15時) (
レス) id: 43f7a9dc20 (このIDを非表示/違反報告)
仮面タロウ(プロフ) - フォスさん» いつもコメントありがとうございます！来週金曜日には更新できるかと思いますので是非お時間あれば見に来てください(^○^) (2020年12月23日 21時) (レス) id: 2292ab7783 (このIDを非表示/違反報告)
仮面タロウ(プロフ) - kanadomeさん» 嬉しいありがとうございます(笑) (2020年12月23日 21時) (レス) id: 2292ab7783 (このIDを非表示/違反報告)
フォス(プロフ) - 今回もたいへんドキドキワクワクさせてもらいました！！素敵なお話をありがとうございます！続編全裸待機で待ってます！ (2020年12月23日 20時) (レス) id: b55bbf0988 (このIDを非表示/違反報告)
kanadome(プロフ) - ちょ、きんたまは笑いますw一人でめっちゃ笑っちゃいましたw いつも楽しい小説をありがとうございます！(笑) (2020年12月23日 20時) (レス) id: 9390d9137e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：仮面タロウ
| 作成日時：2020年11月5日 16時
