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貴方side
組み分けが終わったところで、勢いよく大扉が開いた。
向けられた視線を気にすることなく、正面から堂々と入ってきたのは、私にとって見覚えがありすぎる人物だった。
「あの人！Aをマンホールから引っこ抜いた人だ！！」
『いや、覚え方。』
「ロン、誰なの？」
『彼の名はアラスター・ムーディ。現役の闇祓いだ』
本当に？とハーマイオニーが驚きの声を上げたが無理もない。
彼の顔には、額から頬にかけて大きな傷痕が刻まれ、片目の義眼は周囲を警戒するようにギラギラと動き、視線は相変わらず鋭い。
その様子は、さながら悪役だ。
「闇祓いが何の用…？」
「Aの護衛かな？」
『あー、あり得るかも。』
「見て、もう1人来たよ！」
アラスターの登場に静まり返っていた大広間
だが、後から来た人物が入ってきた途端に、広間内の様子がガラリと変わった。
「キャーッ！！」
「なにあのイケメン！！」
「こんなのロックハート以来じゃないか？」
「いやそれ以上かもしれない…一体誰だ？」
徐々に大きくなっていく、女子生徒の黄色い悲鳴
その熱狂っぷりからして、誰だかすぐに分かった。
「おいおい…」
「まさかあの人は…！」
「「W杯で婦人のシカバネを量産した彼じゃないか！！」」
『兄弟そろって、その覚え方どうにかならない？』
長身の身体に闇祓いのローブを身に纏ったシリウスは、闇祓いというより騎士のようだった。
無造作に束ねられた黒髪にクセはなく、歩くたびにサラリと揺らめく。
鼻筋の通った西端な顔付きは、ブラックの家名がなくとも周囲の注目を引くだろう。
「あらためて見ると、シリウスさんって本当にハンサムよね…」
『…ホントにね。』
瞬間、バッとこちらを振り向いたシリウス
強すぎる眼光に、持っていたコップを落としそうになった。
「え、こっち向いたわよ！？」
「もしかして、僕らの声が聞こえてたり…？」
『いやいやまさか……』
聞こえてたら聴力獣並みだぞ
シリウスの方を見れば、凛とした表情が嬉しそうにくしゃりと笑った。
やべぇ、まじで聞こえてたんだ。
「可愛いが…すぎ…る…」
「マグゴナガル先生！ラベンダーがシリウスさんの色気にやられました！！」
「はぁ、やっぱり…。ウィーズリー、彼女を運ぶのを手伝ってください。」
「「「はい！」」」
「……ロナルドの方です。」
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大阪の道民 - ひぃぃ神 (2021年1月24日 15時) (
レス) id: 43f7a9dc20 (このIDを非表示/違反報告)
仮面タロウ(プロフ) - フォスさん» いつもコメントありがとうございます！来週金曜日には更新できるかと思いますので是非お時間あれば見に来てください(^○^) (2020年12月23日 21時) (レス) id: 2292ab7783 (このIDを非表示/違反報告)
仮面タロウ(プロフ) - kanadomeさん» 嬉しいありがとうございます(笑) (2020年12月23日 21時) (レス) id: 2292ab7783 (このIDを非表示/違反報告)
フォス(プロフ) - 今回もたいへんドキドキワクワクさせてもらいました！！素敵なお話をありがとうございます！続編全裸待機で待ってます！ (2020年12月23日 20時) (レス) id: b55bbf0988 (このIDを非表示/違反報告)
kanadome(プロフ) - ちょ、きんたまは笑いますw一人でめっちゃ笑っちゃいましたw いつも楽しい小説をありがとうございます！(笑) (2020年12月23日 20時) (レス) id: 9390d9137e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：仮面タロウ
| 作成日時：2020年11月5日 16時
