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貴方side
「あら、Aちゃん。今日も来たのね」
『暇ですから。』
ここは、プリベット通りの近くにある図書館
馴染みの史書さんに、人懐っこそうにニッコリと笑いかける。
「この前、調子の悪かったラジオ直してくれて助かったわ。」
『私の趣味がこうして役に立てることが出来て嬉しいです。また何かあったら言ってください。その代わり…』
「分かってるわ。今回も工学関係の本の貸出し延長をさらに1ヵ月延ばしてほしいって用件でしょう？お安い御用よ。」
『ありがとう。』
私の趣味は、
機械を分解したり組み立てたりする、機械弄り
あの系統の本は、一冊ごとの内容が濃い。
部品をいじりながら読んでいたら、とてもじゃないけど貸出し期間内に終わらない。
こういった特別待遇をしてくれるこの図書館には、本当に助かってる。
さて、工学系の本を見に行く前に、別で寄るところある。
私は歴史関係の本が並ぶ本棚の前に立ち、目をつむった。
『(この不思議な力は何？)』
そう心の中で念じれば、先ほどまでには無かった古い真っ赤な本が目の前に現れる。
背表紙を指で撫でれば、ギギギ…という木のきしむ音と共に本棚が両脇へ割れた。
奥へ進むと、本が天窓高くまで敷き詰められている隠し部屋が広がる。
『…毎回この仕掛けには驚かされるなぁ。』
1年前の夏休みに、偶然この隠し部屋を見つけた。
この部屋のお陰で、私は魔法の存在を知り、身の周りでおきた現象は魔法であり、自分が魔法使いであると理解した。
原理は分からないが、魔力がある者でなければ、入れない仕組みらしい。
察するに、ここは魔法が使えるようになってしまったマグル界の人の為に作られた場所なんだろう。
現に、魔法による暴走やそれの制御に関する本が多く並んでいる。
『今日は魔法界の歴史あたりを読むか……ん？』
本棚の奥から、ポロリと手のひらサイズの木箱が出てきた。
見た感じ、随分と古そう。
木箱を開くと中には、琥珀色と深緑色の美しいロケットペンダントが入っていた。
そのロケットを見た私は…
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累 - ネズミはアカン！！wwww (2020年11月12日 0時) (
レス) id: 43f7a9dc20 (このIDを非表示/違反報告)
仮面タロウ(プロフ) - shiroさん» ４回目！？そんな読んでくださったのですか…！！嬉し過ぎます！色々暗いニュースばかりで気が滅入りますよね…。更新頑張ります！ (2020年5月6日 13時) (レス) id: 2292ab7783 (このIDを非表示/違反報告)
shiro(プロフ) - 面白くて、この感想を書いた後に4回目の熟読をしてきます！世間がコロナ騒ぎで大変でしょうが、更新楽しみにしています！ (2020年5月5日 18時) (レス) id: dc45e12779 (このIDを非表示/違反報告)
仮面タロウ(プロフ) - 靜藍さん» ひゃー！なんて嬉しいお言葉！！ピエロも見てくださったんですね！文才だなんて凝縮です…！！でも想像力なら誰も負けない自身あります(笑) 更新頑張ります(^^) (2020年2月25日 10時) (レス) id: 2292ab7783 (このIDを非表示/違反報告)
靜藍(プロフ) - いや〜！ほんと面白いです！！！「ピエロの正体を誰も知らない」も見ましたよ！想像力というか、文才というか、すごすぎます！ (2020年2月23日 17時) (レス) id: 114c5f5474 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：仮面タロウ
| 作成日時：2020年1月29日 18時
