移行しました(工藤姉は弟がキライ５)

ライによる組織の損害 ページ7

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ライがNOCだという事実は、
組織にとって大きな痛手となった。



腕利きのスナイパーがひとり減ったというのもそうだが、
一番の損害は、ライが知っていると思われる施設は全て使えなくなり、予定していた取引はほぼ全て白紙となった…等々

ライが逃げた事による損害が何よりも大きかった。



勿論、私がいた医療施設の入るビルも廃棄され、組織と沢木さんとの契約は、一方的に切られてしまったらしい。

私から誘ったのに、本当申し訳ねぇ…



スコッチに続いて、ライまでもNOCだと判明したことで、関係の深かった私や、2人と頻繁に仕事をしていたバーボンに疑いの目が向いた。

バーボンは、日本国外へ飛ばされ、

私はというと…






ジン「おいA、仕事だ。」

貴方「…ふぁい。」







再び、ジンの付き人となった…







＊＊＊






沢木side


私の予想していた通り、組織からの契約が切られた。

口封じされる可能性も考慮して、色々と策を練っていたが、組織が所有していたバーで働いていたとはいえ、ただのバーテンダーでしかない私に制裁のようなものは何ひとつ無かった。



誤算だったのは、Aさんが以前のような常駐の医師ではなく、ジンの付き人となった事だ。

あれでは気軽に近付けない。

暫くは、様子を見ていようと思う。



プライベートでは、バーで蓄えた資金を使い、米花町の駅近で長年の夢だった仏料理のレストランをオープンした。

米花町は都心へのアクセスも良く、高級住宅街や鈴木財閥の邸宅がある事から、
フレンチやイタリアンの名店が多い、知る人ぞ知る美食街でもある。



だが、そんなレストランの記念すべき1番目のお客様は、招かれざる客だった…







新一「開店前にすみません。私、工藤新一と申します。黒澤Aさんに関してお聞きしたい事があるのですが、お時間頂けますか？」

沢木「……えぇ、勿論。」







さて、
この少年をどう料理しようか

＿新一side→←最強の明美

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