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兄貴の為なら、火の中吹雪の中 ページ14

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そして翌朝

今日も吹雪は収まらず、救助は望めないかと思ったが、
ウォッカさんが救助グッズ担いで、物凄い形相で山小屋に突入してきた。

あの時は、驚き過ぎて死ぬかと思った。





貴方「あの時はまじでビッグフットか雪男が襲撃してきたかと思いました。」

ウォ「悪かったな。俺も必死だったんだ。」

ジン「いい迷惑だ。人の顔面に脂肪の塊おしつけやがって」

貴方「乙女の胸を脂肪呼ばわり…」

ジン「まァ、昨晩の抱き心地は悪くはなかったな。」

ウォ「抱きッ…」

貴方「その言い方完全に誤解されますからやめてください。」





ウォッカさんが持ってきた救助グッズはかなり万能だった。

私やジンさんに付けられた発信器により、私達が山小屋に居ることを知っていたウォッカさんは、大量の炭や非常食、防寒グッズ…etc.

あれ、そのリュックサックって四次元ポケットだっけ?と疑ってしまいたくなるほど大量の山籠り用品を持って駆け付けてくれたのだ。

この量だったら10日はもつだろう。

さすがにこの吹雪じゃ無闇に外へ出る方が危険だし、天気が良くなるまで山に籠もっていた方が賢明だ。

ウォッカさん、こんな大量の荷物背負ってよくここまで来れたな…





ウォ「俺ァ、感動したんだ。あの吹雪の中、お前は俺を含めた他の構成員が尻込みするような急斜面を滑り降りて、兄貴を助けに行くなんて…!!」





ウォッカさんには、あれがそう見えたのね…
実際は事故みたいなものだけど、そういう事にしとこ





私はウォッカさんに否定も肯定もせず、

痛む良心にはそっと蓋をした。

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仮面タロウ(プロフ) - 作者の仮面タロウです。たくさんのコメントありがとうございました!長い間返信しきれずすみません。実は私のうっかりで占ツクにログインできなくなってしまい更新出来ずにいました。移行にご不便かけますがよろしくお願いします。 (2022年4月25日 12時) (レス) id: 2292ab7783 (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - 続きが気になりすぎます、!待ってます (2022年4月1日 1時) (レス) @page33 id: 8afc6fd8a6 (このIDを非表示/違反報告)
- 仮面タロウさんのお話、めちゃくちゃ面白くて大好きです!特に好きなのは工藤姉は弟が嫌い!シリーズとミスポッターシリーズです。更新頑張ってください‼︎ (2021年12月31日 23時) (レス) @page33 id: cf1d4c666e (このIDを非表示/違反報告)
きゃーぽん(プロフ) - めっちゃ面白いです!更新頑張ってください! (2021年5月4日 20時) (レス) id: 0aee990b2e (このIDを非表示/違反報告)
心夜 - ハリー・ポッターだけでなく名探偵コナンの夢小説まで書けるとは。素晴らしいです!どちらも大好きなので無理せず書いて頂いたら嬉しいです! (2021年2月17日 21時) (レス) id: d958da9fc4 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:仮面タロウ | 作成日時:2019年11月27日 18時

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