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No side
『君たち大丈夫?』
「っうわ!!幽霊の兄ちゃんいたのかよ!?」
「元太くん!熊狩さんに失礼ですよ!」
安室の存在に気を取られていた子供達は、Aが冷蔵車の中に入る寸前まで気付いていなかったようだ。
Aの姿を見てホッとした様子の子供達だったが、コナンだけは警戒を崩さず、突然現れた少年を睨んでいる。
「もしかして、クマ君も助けに来てくれたの??」
『俺は偶然ここを通りかかっただけだよ。…それより君たちまた面白いことになってんね。』
「アイツら悪いヤツらなんだ!」
「この段ボールの中に入ってる死体を見てしまった僕らを口封じするつもりなんです!!」
『…わぁお。』
死体を見せられた熊狩は、またか、と言いたげなうんざりとした顔をしていた。
『…ところでさ、どうして哀はそんな格好しているの。』
哀は、毛糸のワンピースがほつれてしまい、下着姿になっていた。
そんな哀のために光彦は、自分の上着を彼女と一緒に着ていたのだ。
Aは哀を自身の着ていた上着で包み、上着を光彦に返す。
手つきは優しいものだったが、酷く感情的な瞳をしていた。
そんなAを見て小さく悲鳴をあげる光彦と哀。
「くま君…違うの、これは…」
『何が違うの。』
彼女は組織独特の雰囲気を放つバーボンと、殺気を瞳を宿すAに、言葉が喉でつかえてうまく出てこない。
すかさずコナンが哀との間に立つ
『そうか…アイツらの仕業か』
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仮面タロウ(プロフ) - シズキさん» コメントありがとうございます!そう言って頂けて嬉しいです(*^^*)何度か見直してるですけど減らなくて…、更新頑張ります! (2019年11月29日 23時) (レス) id: 2292ab7783 (このIDを非表示/違反報告)
シズキ(プロフ) - 仮面タロウさん» 凄く面白いですっ!!シリアスのようでユーモア溢れた会話やストーリ本当好きです!誰だって誤字はありますよ〜。これからも応援していますっ!! (2019年11月29日 22時) (レス) id: 0b065aa661 (このIDを非表示/違反報告)
仮面タロウ(プロフ) - 明里香さん» ご指摘ありがとうございます( ;∀;) (2019年11月27日 18時) (レス) id: 2292ab7783 (このIDを非表示/違反報告)
明里香(プロフ) - 32話に誤字がありました。「手見上げ」ではなく、「手土産」です。 (2019年11月24日 19時) (携帯から) (レス) id: 85d4df75a2 (このIDを非表示/違反報告)
仮面タロウ(プロフ) - 明里香さん» ご指摘ありがとうございます! (2019年11月23日 19時) (レス) id: 2292ab7783 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:仮面タロウ | 作成日時:2019年11月9日 14時