絶対にクビにしてやる１【名探偵コナン】【降谷零】

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俺には、大嫌いな部下がいる。






「お前、どうして警察官になろうと思ったんだ。」


『なんでっすかね。』






そう、覇気のない死んだ目で、俺の質問に答えようとしない女は、

警視庁公安部所属の公安警察官
花摘(はなつみ)A



可愛らしい名前だが、本人には全く可愛げがない。









「そのやる気の無さは、どうにかできないのか」


『コレが、通常運転なもんで』


「こっちまで、やる気が削がれるんだよ。」







そんなやる気の無い態度で警察官として責務を全うできるのかと何度も思ったが、公安に入れるだけあってコイツは有能だ。



パソコンのハッキングでコイツの右に出る者はいない。

更に銃の腕もあり、スナイパーとして十分やっていけるだけの能力がある。



あるのだが、








「肝心な時に居なければ、その有能な能力も、飾りでしかないな。」


『私に嫌味を言う為に、国民の血税で働く捜査官をここへ寄越したんすか。』


「お前のその“飾り”が無ければ、今すぐにでも上に掛け合って減給でもなんでもしてやれるのに実に残念だ。」


『ッハ、やってみろ、パワハラ上司』


「あ"？…上等だ……






いつか絶対にクビにしてやるからな！！」

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