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風見side
警視庁から少し離れた飲食街
ここはオフィス街からも程近い所にあるが、夜になるとそういった出会い目的の男女が多くいるスポットでもある。
最寄りの駅に向かい歩いていると、鞄を持っていない反対側の腕に、見知らぬ女性が絡み付いてきた。
「…お嬢さん。俺なんかよりもっと君に相応しい別の男を選びなさい。生憎俺は君に構っているほどの時間は、」
『しっ、周りも暗いしこれだったらデート中のカップルに混ざれます。』
「……熊狩か?」
『そうっす、なんも連絡せずに突然すみません。』
「別にそれはいいが…。お前のその格好は、任務か何かでか」
「…いや、これは……その、プライベートで」
最後方は、口の動きでなんとか聞き取れるほどの小さな声だった。
シンプルで露出の控えめなその服装は、異性として好感が持て、熊狩にとても似合っていた。
「……たまには良いんじゃないか。」
気の利いた褒め言葉を言えない自分に、心の中で失笑する。
そんな熊狩は、自分が女だと再確認する分には良いかもしれないとケラケラ笑った。
「…で、滅多に接触してこないお前が、急にどうした?…あの人の事か」
『流石ですね、風見さんにはなんでもお見通しだ。…今日、完全に別人の姿をした上司さんと花見会場の公園で会ったんです。』
「別人の姿…ベルモットか。」
『はい、彼女愛用の香水のニオイも微かにしたので間違いないかと。』
確か降谷さんは今、赤井が何らかのトリックを使って今も生きながらえている線を、ベルモットと共に探っていると聞いている。
降谷さんが花見会場にいたのは、赤井秀一に関することで動いていたのかも知れないな…
俺たちは路地へ入り、
人通りの少ない方へ歩みを進めた。
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仮面タロウ(プロフ) - シズキさん» コメントありがとうございます!そう言って頂けて嬉しいです(*^^*)何度か見直してるですけど減らなくて…、更新頑張ります! (2019年11月29日 23時) (レス) id: 2292ab7783 (このIDを非表示/違反報告)
シズキ(プロフ) - 仮面タロウさん» 凄く面白いですっ!!シリアスのようでユーモア溢れた会話やストーリ本当好きです!誰だって誤字はありますよ〜。これからも応援していますっ!! (2019年11月29日 22時) (レス) id: 0b065aa661 (このIDを非表示/違反報告)
仮面タロウ(プロフ) - 明里香さん» ご指摘ありがとうございます( ;∀;) (2019年11月27日 18時) (レス) id: 2292ab7783 (このIDを非表示/違反報告)
明里香(プロフ) - 32話に誤字がありました。「手見上げ」ではなく、「手土産」です。 (2019年11月24日 19時) (携帯から) (レス) id: 85d4df75a2 (このIDを非表示/違反報告)
仮面タロウ(プロフ) - 明里香さん» ご指摘ありがとうございます! (2019年11月23日 19時) (レス) id: 2292ab7783 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:仮面タロウ | 作成日時:2019年11月9日 14時