独占.SC

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you side.


2人でスーパーに来た。

庶民っていうか、普通って言うか…

こういう平凡な雰囲気が久しぶりな気がして謎に安心する。


……実を言うと、自分に熱があることは、朝起きた時に分かっていた。

ただ、どうしても1人になりたくなくてついてきてしまった。


「てか牛乳常備してるんだ。」

「珈琲淹れるとき使うんです。
ヌナが思ってるより子どもじゃないですからねー！」

そう言って2人で笑った。

楽しい時間こそ短く感じる。


こんなに楽しいのにモヤモヤしてるのは…


わかってるけどわからない。わかりたくない。

きっとあの人には私は必要ない。



そういう暗いことばかり考えてると物事もくらい方に進んでいくものだ。


「おい。」


ミンギュじゃない男の人の声が聞こえた。

その主が誰かは直ぐにわかった。

わかってしまった。



振り返るとそこには、怒りに満ちたような表情のスンチョルが立っていた。

ミンギュはキョトンとした顔で彼を見てる。

顔を見たことないから知らないはず。


スンチョルはズカズカ私とミンギュの間に入ってきて肩を抱き寄せた。


「家出していいって誰が言った？」


その声は冷たくて恐怖でしか無かった。


ミンギュをその場に置いてきたまま、私とスンチョルはスーパーの外へ。

いかにも高級そうな黒い車へ乗り込んだ。


顔が本気で怒ってる…




彼の荒い運転であっという間に家へ到着。

怖さに怯えて彼の顔を見れない。

私の手首を掴み、無理やり車から引き下ろされる。

ミンギュの言う通り、家で留守番してれば…


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内緒.ALL 男主

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