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次の日、重い足を動かして学校に行くと、ジアが泣いていた。
周りの様子から見て、どういう訳か昨日の出来事が広まったらしい。
鍵を閉めていてもカーテンが開いていたために通りすがりの生徒に見られた、というわけだ。
『Aがハニを誑かした』なんて噂が広まったけど、その噂はすぐに消えた。
流石は人気者ハニ。
不思議なくらいに彼が言うことはみんな信じて疑わない。
「そんなのデマに決まってるじゃん。まだ高校生だし。」
そうして噂は収まったものの、ジアは私に話しかけることが無くなった。
また中学の頃と変わらない日常が続くだけだ。
そう自分に言い聞かせたて涙を引っ込めた。
『私の学校生活、全部返せ。』
臆病な私はそんな事も言えなかった。
全てを後悔して、全てを恨んで、私は抜け殻みたいになった。
_______
「……Aっ…!」
はっとして布団を退かして起き上がると、必死になったジョンハンがいた。
「ぁ…」
頬を冷たく濡らした涙になんて気にせずに彼の胸に抱きついた。
えぐえぐとジョンハンの腕の中で泣き続ける私。
背中を摩られているといつの間にか寝ていた。
「……ごめん。」
眠っている私にはその声は聞こえなかった。
____
次の日。
「…ぁ、寝てる。」
ジョンハンより先に起きられた事に少し喜びながら、朝ごはんでも作ろうとキッチンに立った。
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ゆりあ(プロフ) - 初めまして。最後まで読ませていただきました。ジョンハンがハニだって分かった所あたりから泣いてしまいました...なんか、言葉に表すのが難しい感情です...私はこういう系のお話を初めて読ませていただきましたが、本当に良かったです。これからも応援してます! (2020年10月3日 23時) (レス) id: 3890c4bb34 (このIDを非表示/違反報告)
みゅな(プロフ) - ぴーよさん» なんて嬉しいお言葉を……(><)最高だなんて( *˙ ˙* )ほんとにありがとうございます~頑張ります! (2020年8月18日 23時) (レス) id: b46efb986b (このIDを非表示/違反報告)
ぴーよ(プロフ) - 読み終わりました...というより、読み終わっちゃいました泣 こういう系初めてで最初ちょっと躊躇してしまったんですが、もう最高です。読んでよかったですほんとに(>_<) とりまもう一ループしてきまっす (2020年8月18日 23時) (レス) id: 8f39bffcdf (このIDを非表示/違反報告)
みゅな(プロフ) - モノクロさん» 嬉しい言葉ばかりで、、、(喜)全部見ていただけたのですね、、、ただただ嬉しいです、、、(><)単行本!?!?!?笑笑そんな!これからも頑張ります、、!ありがとうございます~! (2020年8月18日 22時) (レス) id: b46efb986b (このIDを非表示/違反報告)
モノクロ - すっごく面白かったです!!作者さんのお話全部、見させて頂いたのですが、もう本当にドストライクでして。単行本、待ってます。応援してます! (2020年8月18日 20時) (レス) id: 2b6a0ab99a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:みゅな | 作成日時:2020年8月15日 15時