・ ページ36
橋本side
言葉に詰まってしまった。
絶句するというのは、正にこの事だ。
｢どうして?
あれは蒼弥が勝手にやったこと。
自己責任でしょ?
俺は関係ないよ｣
どうして、血の繋がった実の弟にこんなことが言える?
どうしてそんなに笑ってられるの?
｢ふざけんなよ｣
あんたのせいで
あんたのせいで俺たちはどれだけ苦しまなくちゃいけないんだ。
あの2人は、どれだけ
頭に血が上っていく感覚を初めて感じた。
気づいたら、俺より少し小さい雄登さんの胸ぐらを掴んでいた。
｢あの2人の人生をめちゃくちゃにしたのはあんただ｣
もうそれからは、よくわからなかった。
止めに入ったのが優斗と瑞稀で
その2人には凄く怒られた。
｢今じゃない｣
この言葉を何度も言われた。
俺もこの言葉の理解は出来ていた。
理解出来ていたはずだった。
まだ俺らには姿を見せないけど
やっと、Aは出てこれるようになって
やっと進むことができそうだったから。
もしこの事がAの耳に入ったりしたら…
それを俺が壊してしまうんじゃないかってみんな怖かったんだ。
ごめん…としか言えなくて、
優斗と瑞稀の後ろを見ると、作ちゃんと目が合った。
その時の彼の表情で、Aが作ちゃんの講師を引き受けた理由が少しわかった気がした。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 753人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「HiHiJets」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
夏海(プロフ) - 早くもありがとうございます！！ほんとにひまわりさん大好きです！！お話最高でした！！ (2019年6月15日 16時) (
レス) id: a941c74214 (このIDを非表示/違反報告)
ひまわり(プロフ) - 夏海さん» コメントありがとうございます。あれま･･･！ご指摘ありがとうございます。訂正させていただきました。これからもよろしくお願い致します!! (2019年6月15日 14時) (レス) id: 7571a91e8c (このIDを非表示/違反報告)
夏海(プロフ) - 占ツクもTwitterも大ファンです！！！ぷらいべったーのお話も読みたいのですが、フォロー限定公開になっちゃってます……！ゆっくりでいいので、フォロワー限定にしていただけると嬉しいです！待ってます！ (2019年6月15日 14時) (レス) id: a941c74214 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：ひまわり | 作成日時：2019年4月26日 18時
