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「りょー…ちゃん?」
と咄嗟に出てきた言葉だった。
でも、聞こえたのは
「ごめん、先輩。
橋本先輩じゃない」
焦っている蒼弥の声だった。
「凄い体冷えてる」
そういって、自分のブレザーを私に着せるとまた抱きしめて私の体を摩ってくれた。
蒼弥の体温が温かくて、蒼弥のいい匂いもして
安心してしまったせいか私はさっき一瞬止まった涙がまた溢れ出てきた。
「大丈夫、大丈夫ですよ」
その言い方が凄く優しくて
気づいたら、家に帰っていて
ママとパパに凄い心配かけちゃったのに
ママは私を痛いくらい抱き締めて、パパは優しく微笑んだ。
詳しいことは、一切聞いてこなかった。
でも明日は学校を休むことになるだろう。
ママとパパは、蒼弥にお礼をして
蒼弥は最後まで私の心配をしていたらしい。
蒼弥を好きになることができたら私は幸せだったかな。
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ハル(プロフ) - 新作、!!!頑張ってください! (2019年8月19日 0時) (レス) id: a070df98c4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ひまわり | 作成日時:2019年8月19日 0時