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68話 出陣命令 ページ24

燭台切 side


出陣先は江戸城下


なかなか高難易度だが、小狐丸以外の彼等は


元々ブラック本丸にいたため、


かなり練度が高いので大丈夫だろうとの判断だ


城下ということもあってか、


建物や人が多く、かなり視界が良くない


鶴丸や三日月は、物珍しいものがあるとすぐに


どこかに行ってしまうので、


燭台切が彼等の服を掴んでいる


はぁ、これではどちらが年上か分からないなぁ


ねぇ、一期くんと声を掛けようと


振り向いたとたん、思わず僕は固まった






一期くんが、いつもの様はなく


微塵もなく目をギラつかせ


両手に火の付いた松明を持っていたのだ


その様子は決して短刀たちに


見せられるものではなかった


流石の鶴さんたちも蒼ざめている


鶴丸「い、一期。そんなの持ってどうするんだ?」


そう勇気を出した鶴さんが聞くと


恐ろしい笑みを浮かべて


一期「この邪魔な"もの"たちを燃やすのです


皆焼けて、なくなればいい


そうすれば美桜に早く会えます


ああ、美桜、待っていてください


そう思うと炎も悪くありませんね


あ、トラクターで引くもいいですね」


君、炎がトラウマだったんじゃないのーー!?


小狐「早まるな!一期」


三日月「はっはっ、焼くよりも恐ろしいことを


すればいいものを」


鶴丸「いらない驚きだな」


まともな刀、いないのかな⁉


すると目の前に歴史修正主義者たちが現れた


燭台「もう、全く君たちはほら、


敵のボスのお出ましだよ。


みんな、準備はいいかい?」




________

燭台切side


燭台「ただいま!帰ったよ」


出陣が終わり帰るとゲートの近くに


美桜を抱えた宗三さんと乱ちゃん、歌仙君がいた



宗三「なかなかお早いお帰りですね」


歌仙「?どうしたんだ?君たち


そんな怯えて…そんなに恐ろしい目にあったの?」


まぁ、歌仙君も流石に気になるよね


鶴さん達がそんなに蒼ざめた顔をして震えていれば


乱「おかえりなさい!


一兄達早いね!


だって今回の出陣、江戸城下だったんでしょ!


凄いよ!!」


笑顔で一期君にしがみついていた


一期「うん、ただいま


はは、そんなたいしたことないよ」


乱「えー、教えてよ!」


としつこく聞かれ、困ったように微笑む一期



うん、答えられる訳ないよね


だって


死神のように全部君が倒したんだからね


その光景を見た鶴さん達はすっかり怯えてしまい


この有様なのである


一期君、君がある意味一番恐ろしいよ

69話 出陣命令のおまけ→←67話 出陣命令


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  • 恋愛運: ★★★☆☆
  • 健康運: ★★★★★
  • 全体運: ★★★☆☆

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秋田藤四郎

ラッキー刀装

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作者名:レイン | 作成日時:2017年12月9日 20時

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