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3 Jr.side ページ4
目を覚ますと目に映るのは
僕の部屋の真っ白い天井ではなく
優しいベージュ色の天井だった。
不思議に思いながら
ふと、横に目をむけると
横顔の綺麗な青年が本を読んでいて
その青年とは裏腹に
騒がしい声のする方へ顔を向ければ
黄色の帽子を被った青年が
ビデオカメラを撮っている。
JC「OH!!! What's up !!!!」
カメラを向けられると変に盛り上がって
ピースをしながら大きな声で叫ぶ青年や
真剣にダーツをしている青年、
おかしなダンスを踊る青年、
小鳥を指に乗せ微笑んでいる青年がいた。
JC「ジェボムヒョン！こっち見て」
JB「ほら、アガセ(小鳥)だよ」
JC「オー！！！アガセ〜！
Hey!!マーク〜！」
本を読んでいた青年はカメラを向けられると
モデルポーズをとり、その姿も様になっていると思った。
いいな、ここの雰囲気。
自然と僕の口角は上がり
彼等の光景を見つめていた。
カメラが僕に向けられたかと思うと
僕の目の前を通り過ぎて
6人の青年のふざけ合いが始まり
笑い声が部屋いっぱいに広がる。
おかしい。
この人達、僕の事が見えてない？
それとも、世間の人々の様に
僕に関わらないように
見えてない振りをしている？
あまりにも彼等の笑顔が眩しくて
あまりにもこの空間が温かくて
初めて“幸せ”という物が
羨ましいと思った。
僕にも愛し愛される仲間がほしい、と。
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作者名：Seira | 作成日時：2016年3月24日 19時
